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「日本中の広告写真をきれいにしたい」。顧客の目を引く写真の撮り方をオンラインで分かりやすく指導

売れる商品PR写真の撮り方を分かりやすく伝えるプロ

森下齊

森下齊 もりしたひとし
森下齊 もりしたひとし

#chapter1

スマートフォンと100円ショップのグッズを使った販促写真の撮影講座を展開

 「時間とお金をかけずにお客さまの目を引く写真を撮りたい」「販促写真を自分たちで撮り、経費削減と業績アップにつなげたい」「スタッフが替わっても同じクオリティーの写真が撮れるようにしたい」

 商品やサービスのPR写真に関する要望に応えるのは、「ね工房」代表の森下齊さん。オンラインと対面で、写真・動画撮影講座や写真・動画編集講座を開催しています。

 「事前にご用意いただくものは、スマートフォンと100円ショップで手に入るスケッチブックまたは白厚紙です。その他は食品や雑貨など対象に合わせ、あるといいグッズをご紹介します」

 ビジネスをしている人だけでなく、SNSにアップする趣味の写真の見栄えをよくしたい人に向けた講座も開き、「三つの事で写真は大きく変わります」と森下さん。座学と実践からなる講座では基本的な知識や技術を丁寧に伝えるほか、より深く学びたい人向けに個別指導も行っています。

 「1対1のビデオ通話でお話をしながら、画面で普段の撮影環境を共有していただきます。実際にその場で撮って送っていただいた写真を見ながら、一人一人の『撮りたい写真』に近づくための具体的なアドバイスをいたします」

 また、写真のクオリティーを維持していけるよう、被写体や環境に応じた「撮影レシピ」も作成しています。
 「撮影レシピとは撮影マニュアルのことで、写真とイラストを使い撮影の様子を詳しく説明していますので、撮影ご支援の時と同じクオリティーの写真をいつでも誰でも撮影できるようになります」

#chapter2

ビジネスでは見る人のニーズを捉え、魅力をきちんと伝える写真が大切

 森下さんが初めてカメラに触れたのは小学生の時。中学生になると本格的に撮り始め、高校卒業後は写真の専門学校に進学しました。
 「風景の切り取り方によって、全く違う写真になることが面白かったですね。走ってくる列車の一瞬を捉えるために、どこにピントを置きどのタイミングでシャッターを切ればいいかなどを考えることも好きでした」

 経験を積み、2003年に写真家として独立開業。仕事で訪れた飲食店のオーナーから「自分たちで撮影できないか」と相談されたことが、講座を始めるきっかけになりました。

 「初めは写真スキルも機材も違うし無理だと感じましたが、お菓子作りと同じようにレシピがあればできるのではないかとマニュアル化の着想を得ました。折しもデジタルカメラが普及し始めた頃で、これからは自分たちで販促写真を撮る人が増えるだろうと思ったんです」

 森下さんのもとには、受講生から「出品している通販サイトの売り上げが伸びた」「撮影方法を理論的に教えてもらえ、仕上がりにバラつきがなくなった」「お客さまから写真がおいしそうになったとほめられた」など、うれしい声が数多く寄せられているそう。

 「皆さんにとって撮影は本来のお仕事ではないですから、時間とお金を掛けずにお客さまに選んでもらえる(売れる)写真を撮ることが大切です。あまり凝らずにたくさん写真を撮ることが1番大事です」

森下齊 もりしたひとし

#chapter3

LINE公式でアフターフォロー。オンライン勉強会を通して販促をサポート

 森下さんは受講生限定の公式LINEを開設し、疑問点に答えたり、改善点などをフィードバックしたり、オンライン勉強会を実施したりと、アフターフォローも充実。大切にしているのは、誰にでも分かる・できる撮影スキルを伝えることです。

 「皆さんから質問をいただくことは、私にとっても『どこが分からないのか』を知る貴重な機会です。効果的なノウハウを習得してもらうため、年に5回以上講座内容をブラッシュアップしています」

 工房を立ち上げて以来、20年以上にわたり「日本中の広告写真をきれいにしたい」との思いで活動してきた森下さん。「一人でも多くの方の売れるための力になりたい」と意欲を見せます。

 「商品やサービスをお客さまに届けるには、広告全体をプロデュースする発想が不可欠です。今後は写真だけではなくマーケティング、デザイン、文章、アートディレクションを総合的に学べるコラボレーション講座なども開催していきたいですね」

 全国各地の商工団体から呼ばれ、これまで300社2000人を超える人に撮影方法について講義した実績を持つ森下さん。現役フォトグラファーとして、幅広いジャンルの広告写真も精力的に手掛けています。

 「お客さまを連れてくるのは写真です。最初に目にする写真が良くなければ、お店やサイトに来てもらえません。購入や申し込みといったアクションを促す訴求力を備えた写真を撮れるようにサポートしますので、お気軽にお問い合わせください」

(取材年月:2024年3月)

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専門家プロフィール

森下齊

売れる商品PR写真の撮り方を分かりやすく伝えるプロ

森下齊プロ

写真家

ね工房

スマートフォンと100円ショップのグッズを使った販促写真の撮影講座を展開。時間とお金をかけず、誰でも簡単にきれいな写真が撮れるようになることを目指す。個別指導やオリジナルの撮影レシピの作成にも注力。

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