PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

岐阜県多治見市を拠点に、事業承継と財務強靭化を通じて経営者の可処分所得最大化を見据えた支援

中小企業の可処分所得最大化を目指す事業承継と財務強靭化のプロ

米田有希

米田有希 よねだゆうき
米田有希 よねだゆうき

#chapter1

中小企業の持続可能な経営と、経営者の幸せな引退を支えます

 「経営者さんの手元に、もっとお金を残したい」
 岐阜県多治見市を拠点に、事業承継やM&Aのサポートを行う「日本経営革新」代表・米田有希さんは、そう力を込めます。

 2007年に大手税理士事務所へ入所し、多くの企業の財務支援や経営相談に携わる中で、長年会社を経営してきたにもかかわらず、引退後の資産や生活に不安を抱える経営者を数多く見てきました。そこで強く感じたのが、会社だけでなく、経営者自身を支える専門家の必要性でした。その思いを胸に、2010年に事業承継支援会社の最高執行責任者に就任。さらに、2023年に現在の会社を設立しました。

 同社では、事業承継と法人財務強靭化コンサルティングを柱に、中小企業の経営基盤づくりを支えています。補助金や助成金の活用、税制や社会保険制度を生かした仕組みづくりなどを通じて、会社に入るお金を増やし、出ていくお金を抑えるための取り組みを提案。会社の財務基盤の強化を図るとともに、経営者自身の可処分所得の向上を目指した支援にも力を注いでいます。

 「経営者さんは従業員や会社を守ることに必死で、自分のことは後回しにしがちです。自身の将来について相談する相手がいないという方も少なくありません。経営者さんも、もっと守られていいと私は思います。幸せに引退できるよう支えていくことも、私どもの役割です」

 会社の未来だけでなく、その会社を築いてきた経営者の人生まで見据えること。それが、米田さんが支援の軸として大切にしている考え方です。

#chapter2

地域産業を未来へつなぐため、会社を残す選択肢を丁寧に提案する

 米田さんが事業承継に力を注ぐ背景には、地域産業への危機感があります。岐阜県では、かつて地域経済を支えた窯業をはじめ、多くの製造業が縮小し、廃業や閉業が相次いでいます。

 「工場がなくなるということは、建物や設備だけでなく、技術も人材も失われるということです。事業を一から始めるには、想像以上の時間と費用がかかります」

 会社を残せる可能性があるにもかかわらず、十分な検討をしないまま事業を終えてしまうケースや、企業価値や売却額の妥当性が十分に検討されないままM&Aが進むケースも少なくありません。だからこそ米田さんは、地場産業を理解し、中小企業の立場に立って企業価値を見極められる専門家の存在が欠かせないと話します。

 「中小企業や零細企業の事業承継は、大企業のM&Aとは考え方が異なります。会社の歴史を理解した上で、本当にその企業に合った方法を考えることが大切です」

 地元企業に寄り添った支援を続けてきたことから、金融機関などから相談を受ける機会も増えているといいます。地域企業の実情を踏まえた提案が、信頼につながっています。

 事業承継とは、単に経営者が交代することではありません。地域に根付いた技術や雇用、産業基盤を次の世代へ引き継ぐことでもあります。一社一社に適した選択肢を示しながら、産業そのものを未来へつないでいくこと。それが、米田さんが事業承継に取り組む大きな理由です。

米田有希 よねだゆうき

#chapter3

時間を味方に。専門家チームを率い、経営者の思いに寄り添う事業承継を実現

 米田さんが何より重視しているのは、経営者の思いを丁寧に聞き取ること。事業承継は経営者だけでなく、家族や後継者にも関わるため、必要に応じて配偶者や子ども、孫まで含めて時間をかけてヒアリングを重ねます。

 「最初は皆さん、自分の希望しか見えていません。ですが話を重ねるうちに、ここまでは譲れるという幅が見えてきます。その重なった部分を探すのが私たちの仕事です」

 その思いを実現するのが、米田さん率いる専門家チームです。弁護士や税理士、社会保険労務士、司法書士、公認会計士、弁理士、保険の専門家などで構成され、案件ごとに体制を組むオーダーメードの事業承継を行っています。

 米田さん自身は特定の資格を持たない立場だからこそ、自らの専門分野にとらわれることなく、その会社の状況に応じた方法を提案できることを強みとしています。税務であれば税理士、法務であれば弁護士、M&Aであれば専門事業者というように、案件ごとに適した専門家と連携しながら、会社の状況に応じた支援を実施。案件によっては、事業承継を十年以上かけて進めることもあります。

 「累進課税の仕組みがある日本では、長い時間をかけて準備し、関わる人を増やしながら進めることが重要です。資産を次世代へつなぐ準備や財務改善を計画的に進めることで、会社にも経営者にも残るものが変わってきます。こんなことを相談してもいいのかなと思うことほど話してください。本当の課題は、その先に隠れていることが多いんです」

 多様な専門家の力を束ねながら、経営者の思いに寄り添った承継の道筋を描くこと。それが、米田さんが目指す支援のスタイルです。

(取材年月:2026年7月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

米田有希

中小企業の可処分所得最大化を目指す事業承継と財務強靭化のプロ

米田有希プロ

経営コンサルタント

日本経営革新株式会社

弁護士・税理士など多分野の専門家からなるチームを率い、補助金や税制などを生かした財務強靭化や経営者の思いに合わせた事業承継プランを設計。中小企業や経営者の可処分所得の向上を目指した支援を行います。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ岐阜に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、またはぎふチャンが取材しています。[→審査基準]

MYBESTPRO