子どもたちの成長に寄与し、社会で活躍できる基盤をつくるプロ村田英一

子どもたちの成長に寄与し、社会で活躍できる基盤をつくるプロ

村田英一

二人三脚で寄り添う個別担任制の学習塾とプログラミング教室を開催

　「当塾は勉強をするだけの塾ではありません。将来、社会で活躍するための基盤をつくる場所です」と話すのは、「スタディアシステムあぽろ塾」の代表・村田英一さん。小学生から高校生を対象に、福岡市南区で学習塾を開いています。

　「面談を通して、『研究開発がしたい』など生徒が成し遂げたいことや、就きたい職業を明確にし、勉強のスイッチを入れるところから始めます。苦手科目といった課題を把握し、小さな目標を設定して一つ一つ達成することで、着実に力をつけていきます」

　生徒一人一人に担任がつき、学習進度に合わせて指導。学んだことが理解できているかを確認するため、授業ごとに小テスト等を実施して学力の定着を図ります。

　「どこでつまずいているかを知るため、子どもの目線に立つことを心掛けています。二人三脚で寄り添い、その子ならではの特性や得意なことを見いだし、伸ばしていきます」

　村田さんは、小・中学生を中心としたプログラミング教室「コードアドベンチャー八幡東校」も開校。ブロック遊びのデジタル版と呼ばれる“マインクラフト”などを用いて、授業を進めます。
　
　「通称マイクラは、ブロックのような図形を動かしてプログラムを組むビジュアルプログラミングです。ゲーム感覚でミッションをクリアする中で、物事を順序立てて考える力や問題を分析・解決する力、試行錯誤して正解に近づく力を身につけていきます」

　生徒を受け持つのは九州大学の学生で、塾の伝統として先輩が教え方をレクチャーし、後輩は実践によりノウハウを習得。報告会で改善点などをフィードバックしてスキルを磨いています。

社会に貢献できることは何かと考え、子どもの成長に寄与することを決意

　村田さんは大学卒業後、住宅総合機器メーカーに就職。会社では人材育成や多様な分野に携わり、プライベートでは学童野球の監督を務めます。

　「自分が社会に貢献できることは何かと思案し、人材育成や監督の経験から『子どもの成長に寄与したい』と一念発起し、塾経営に踏み切りました。わが子にも、チャレンジする大切さを身をもって伝えたいという気持ちもありました」

　会社員時代は国際部門にも従事。世界を見て視野が広がったことが現職で生きていると言います。

　「海外の事業では、どの国でも、自分には何ができるのか、自らの存在意義を踏まえた上でコミュニケーションすることが求められました。文化や習慣が異なり、さまざまな背景を持つ人や多様な価値観に触れる中で、自ら働きかけ、道を切り開いてく重要性を感じました。どの国でもコミュニケーションの原点は『親切』であり、事業スピードの速さも勉強になりました」

　村田さんは、生きる力を育む教育理念を講師に浸透させることにも力を入れています。

　「ビジョンが一致しないと指導の方向性がばらばらになります。講師みんなが同じベクトルを向いて、子どもたちを導いていこうと伝えています」

　講師もまた夢に向かう道半ばの学生であり、経験知を増やす機会を用意していきたいとか。

　「塾の拠点を増やす予定なのですが、複数の教室を展開するには場所の選定や講師の採用、集客や収益について検討しなければなりません。講師たちにも自分の意志で動く主体性を高めてほしいので、一連の活動をやってみないかと呼び掛けています」

人生を豊かにする力・非認知能力と健やかな心身を養う運動教室も運営

　小さい頃から格闘技が好きで、高校からは相撲部に所属。趣味で能楽やゴルフをたしなむ村田さん。中間市の学童野球チーム中間エンゼルスの監督の顔を持ち、福岡市や大野城市で、スポーツ教室「アドミックスポーツキッズ」も運営もしています。

　「保育園や幼児園、小学校の子どもたちが『人生を豊かにする力』、非認知能力を伸ばす場として体操クラスなどを開いています。歩く、走る、跳ぶといった運動を通じて身体機能を鍛え、周囲と関わる中で協調性などを養い、のびのびと体を動かし、いろんなお友達と交流する中で健やかな体と心を育みます」

　村田さんは、自分の頭で考えて問題を発見する思考力や、掲げたゴールを目指して突き進む実行力、最後までやりぬく意欲や困難を乗り越える精神力、元気に活動できる運動能力を向上させるべく事業にまい進。変化が激しく、情勢も不安定な時代において、自分の軸を持ち、信念に基づいてしなやかに生きる力を備えてほしいと語ります。

　「子どもたちのためになるのであれば、妥協することなく、全力で向き合っていきたいと思っています。知りたいことがあれば一緒に学び、分からないことや、迷うことがあれば一緒に考えて答えを出していきます」

　目標をかなえ、成功体験を積み上げることで自信を引き出し、社会に羽ばたく人材を育てていきたいと力を込めます。

　「できること、やりたいことを増やして可能性の幅を広げ、それぞれが思い描く人生を歩めるようにサポートしたいですね」

（取材年月：2024年11月）

一人一人に合った指導で夢や目標を実現し、社会に羽ばたく人材を育成

二人三脚で寄り添う個別担任制の学習塾とプログラミング教室を開催

社会に貢献できることは何かと考え、子どもの成長に寄与することを決意

人生を豊かにする力・非認知能力と健やかな心身を養う運動教室も運営

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