最高のご供養にとことんこだわるお墓のプロ
宝木幹夫
Mybestpro Interview
最高のご供養にとことんこだわるお墓のプロ
宝木幹夫
#chapter1
越前市芝原にある宝木石材有限会社。従業員5名の小さな会社ですが、ショールームには、加盟している研究会や協同組合等の認定証と共に、地域の石工事で受けた感謝状が数多く掲示され、地元密着で歩んできたことがうかがい知れます。
「お墓参りに一回でも多く行きたくなるような、お墓参り日本一の石材店を目指しています」と、同社代表取締役の宝木幹夫さんは話します。「単に石を売るのではなく、お客様の予算内で精一杯真心を込めて、一個一個丁寧に作っています」。
20歳で父が興した石材店を継いで28年。自身も両親を早くに亡くした経験から、大切なお骨を納める納骨室の構造や機能について考えを巡らし、たどり着いたのがお骨と向き合うことで「亡くなった方と対話ができるお墓づくり」でした。
同社の特許商品や実用新案登録のオリジナル墓石は、重い石を動かさなくても扉を開くだけで、納骨ができるのが大きな特長。「お骨に向かい、心の中で悩み事などを話しかけることで気持ちも落ち着きますし、手を合わせることで、ご先祖様や両親への感謝の気持ちが生まれます」。
墓の納骨室内部は研磨され、きれいな良い環境を保っています。また、虫除け防雨型換気口を設けることで結露の発生を緩和し、内部に敷く赤土にもこだわるなど、細かい部分にも配慮しています。同社では、越前和紙で作った納骨箱を用意し、希望の方に使ってもらう独自のサービスも行っています。箱の中には珪藻土でできている専用の赤土を入れ、箱の製作に使用する糊なども全て自然素材を使っているので、お骨と共に年数をかけて土に還っていきます。
#chapter2
同社の墓石は技術的な面でも、しっかりとした強みを持っています。墓石は専用のCADで設計し、平面図、正面図、3Dの図面を作成し、お客様に納得してもらった上で制作に入ります。コストを下げるため、初期の段階での加工は中国に出しますが、仕上げ工程に関しては全て自社で、石材一級技能士が職人技を発揮します。文字彫りは全て、自社で行っています。自らも職人の腕を振るう宝木さんが常々職人に話しているのは、「非効率の中にこそお客様の感動がある」ということ。絶対に後悔しない仕事を心掛けているそうです。
また、宝木さんは技術だけでなく、「これからは石材店にもお墓の知識が欠かせない」と、京都の仏教墓塔研究会などに加盟し、毎年研修会に参加し、墓に関するさまざまな知識を身に付けることに取り組んできました。現在、同社では日本石材産業協会のお墓ディレクター1級の資格を持ったスタッフが、宗旨・宗派に合った墓の建て方や墓相に関すること、耐震性など、お客様のいろんな角度からの相談に的確に応じています。その知識と経験を頼って、同業者が教えてもらいにくることもあるといいます。
#chapter3
アフターサービスにも万全を期しています。お墓の建立後、除幕式において、工程を写真に収めたものを一冊のアルバムにしてお客様に渡しています。施主にとっては記念になると共に、鉄筋が入った基礎工事の様子などが確認できて安心できます。また「建てて終わりではない」と、顧客にはお参りに関することや会社のちょっとしたニュースなどを年数回、ニュースレターとして届けています。
宝木石材では、ショッピングセンターや産業フェアでの年数回の展示会以外は、特に販促活動は行っていませんが、こうした顧客との絆から、紹介による仕事の依頼が多くなっています。
2013年、宝木さんは葬儀社やファイナンシャルプランナーなど、地元の有志に話を持ちかけて、終活の実行委員会を立ち上げ、同年、越前市内で最初となる終活フェスタの開催にこぎつけました。「元気なシニア層が増えれば街が元気になると思いますし社会が明るくなります。エンディングノートに『万一の時にはこうしてほしい』と記しておけば安心ですし、元気なうちからご家族でそういったことが話し合える社会であってほしいと思います。また、エンディングを一つのきっかけとして、シニア層の方々にいろんなことを楽しんでいただけるような地域であってほしいと思っています」。
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基本理念「生活の中にお墓参りのある心豊かな人生の提案をする」を掲げ、その想いを形にした対話型墓石を中心にお参りに行きたくなる・話しかけたくなる・家族の絆となる幸せのシンボルとなる墓石をご提案しています
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