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Mybestpro Interview

危機を乗り越えるために、夢をかなえるために存在する保険

企業や個人の現在と未来を支える保険のプロ

三好修

三好修 みよしおさむ

#chapter1

国内の保険商品を扱い、教育現場のほか企業の課題に応じた事業保障を提案

 「世界品質の安心をお届けします」を合言葉に、国内の保険商品を扱う「インシュアランス・タイム」。代表はキャリア約40年の三好修さんです。

 「インシュアランスは英語で保険を意味し、『お客さまとの時間を大切にしたい』との思いからタイムと付けました。損害保険や生命保険の案内だけでなく、一人一人、一社ずつ独自のプランを組み、夢の実現や悩みの解決をお手伝いしています」

 「1990年の創業時より愛媛県内の一般企業・個人や団体等を開拓し、多様な保険を提案してきました。愛媛県内の公立幼稚園・松山市の小中学校の子どもを守る保障制度にも携わっております」

 「特定エリアの見込み客を個別に訪れる、いわゆるローラー作戦が得意ですね。既存のお客さまも病院からお寺までと、まさに『ゆりかごから墓場まで』です」

 中小規模の企業では、経営者に万が一のことがあると事業が立ち行かなくなる恐れがありますが、生命保険に加入することで、病気やケガ、死亡時に保険金で会社を存続するための資金を賄うことができます。三好さんは、課題に応じた事業保障についてコンサルティングしています。

 近年では、サイバー攻撃に備える商品もニーズが高まる傾向に。四国内では医療機関がアタックされ、電子カルテ等の使用不能により新規患者の受け入れ中止、復旧に二か月を要する事態になったことも。
 「発覚した時にはすでにメールなどを経由し、取引先や利用者にも影響が及んでいます。肝心なのは被害を広げないための初動対応です。世界的な専門機関の支援を受けられるプランが人気です」

#chapter2

周囲の教えを守り入社5年で独立。提案した商品で顧客の不安を和らげることが醍醐味

 三好さんは学校を卒業後、親の会社の取引先の紹介で外資系保険会社に入社します。

 「営業として松山支店に入社し、研修でローラー作戦を学んだことがターニングポイントになりました。保険会社教育センターのスタッフと同行し、そのスタッフが3日間で複数の契約を成立した事に感動して今も続けています」

 顧客を得る難しさもあり「保険会社の営業職は100人に1人しか残れない」とたとえられるとか。同僚も次々と退職する中、三好さんは研修の内容や上司の教えを守り、成果を出していきます。

 「自動車のトップセールスマンを描いた漫画も参考にしました。商談では本題に入る前に、お客さまのこだわりや大切にしていることを話題に上げ、距離を縮めるというセオリーを知りました。服装や持ち物、インテリアに目を向け、私なりに感じた魅力を素直に伝えるよう心掛けました」

 実績を積み、5年後に独立。同じく保険代理店を経営していたかつての同僚と意気投合し、合併して「インシュアランス・タイム」を立ち上げます。

 「彼は当社の現会長で建築関係の中小企業へのアプローチにたけています。私は非建築の中小企業・教育関係と、取引先の幅が広がったのは大きな収穫です」

 仕事の醍醐味は、顧客の支えになれること。事故や火災、病気に見舞われた場合も保険会社と連携し、不安を軽減できるのがやりがいと言います。

 「当然の対応をするまでですが『本当に助かった。ありがとう』と言われるのは気持ちいいですね。提案した商品がお役に立つと保険営業マン冥利に尽きます」

#chapter3

3年ごとの見直しと地震保険の重要性を提案。企業でもコストを下げ資金繰りを改善

 頻繁に新プランが発表される保険商品は、できれば3年ごとの見直しを勧めたいと語る三好さん。例えばがん保険は、以前は長期入院に備えて日額の給付金を充実させるのが一般的でした。しかし今日では自宅での抗がん剤治療が主流のため、一括で補償を受けられる商品のほうが有利だろうと続けます。

 「古くても優れた商品はありますが、当時の担当者や知人に言われるまま加入したプランであれば、現代にマッチしていない可能性が高いでしょう。当社でなくても構わないので、ぜひプロと一緒に内容を確認してください」

 最近は、住宅と家財に対する地震保険の提案にも注力。2024年1月に能登半島地震が発生した後、愛媛でも4月に震度6弱の揺れを観測しました。
 「地震保険は、国と保険会社が共同して運営している公共性の高い保険です。生活を再建する一助となりますので、当方では大きな使命と受け止めて毎日のように重要性を説いています」

 保険の見直しは企業でも有用で、三好さんのもとで診断し、補償内容を変えずにコストを下げられたケースも多いとか。
 「浮いたお金は従業員や設備への投資、新規事業の立ち上げのために充てられます。資金繰り改善に関するサポートも保険代理店の重要な役割ですのでご相談ください」

 今後は仕事以外でも地域に貢献したいと、志を同じくする仲間を探しているとのこと。特に昨今の少子化を憂い、経済的な理由で出産を断念する人やヤングケアラーの自立を促す取り組みを模索しています。

(取材年月:2024年5月)

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専門家プロフィール

三好修

企業や個人の現在と未来を支える保険のプロ

三好修プロ

保険代理店

有限会社インシュアランス・タイム

保険営業マンが新商品の提案と既存プランの見直しで支援。コストを下げて企業の資金繰りを改善し、個人の補償内容を再構築するのが得意で、近年は地震やサイバー攻撃への備えも勧めている。

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