何よりも住みやすさを追求した賃貸マンションの企画・管理のプロ
井上省三
Mybestpro Interview
何よりも住みやすさを追求した賃貸マンションの企画・管理のプロ
井上省三
#chapter1
「ニューヨークに5年間暮らした経験をもとに、住みやすさを追求した単身者向けの賃貸マンションを経営しています。新しい設備を備えた広々とした部屋で、快適な日々をお楽しみください」
そう語るのは、愛媛県新居浜市で不動産会社を営む「グローバル」代表の井上省三さん。オフィス街や飲食街に近い好立地に建てた2棟のマンション「THE GLOBAL WEST(ザ・グローバルウエスト)」と「THE GLOBAL TOWER(ザ・グローバルタワー)」には主に単身赴任のビジネスパーソンが入居しています。
「一般的な賃貸物件のおよそ2倍の広さを確保しており、ウエストは1室38㎡で居間は13畳、タワーは1室53㎡で居間は19畳です。空間を仕切らずワンルームにすることで、開放感をつくり出しています。ホテルライクな内廊下仕様で、建物のエントランスから各部屋の中に至るまで、段差のないバリアフリーです」
竣工当時の調理器具はニクロム線の電熱器・ラジエントヒーターでしたが、現在は2口のIHクッキングヒーターを導入するなど、入居者が入れ替わるたびに設備を更新。2棟とも、安全性が高く光熱費の節約も期待できるオール電化です。
「キッチンの水栓は、逆U字型の滑らかな曲線を描くグースネック水栓を採用しています。使い勝手がよくデザイン性にも優れていると近年人気を得ています。電気温水器には給湯加圧ポンプを設置し、浴室のシャワー圧がこれまでの2倍になりました」
リフォームの記録や部材は自社で管理し、交換や取り付けのみ専門業者に依頼。不具合が起きた際は迅速に対応します。
#chapter2
22年間銀行に勤めていた井上さんは、大阪、名古屋、神戸、東京赴任を経て渡米。駐在時の住環境が現在の物件開発につながったと言います。
「ニューヨークのマンションは、リビングを中心にゆったりとした間取りが多いんです。その生活に慣れると、帰国後、日本のマンションが非常に狭く感じてしまって。十分な広さと収納のある部屋がこれから日本でも求められるだろうと考え、長年空き家になっていた新居浜市内の生家を取り壊し、ザ・グローバルウエストの建設に踏み切りました」
井上さんは1996年に退職し、会社を設立。設計士と打ち合わせを重ね、住みやすさを重視したこだわりの物件は入居希望者の順番待ちができるほどに。2003年には、居住空間がさらに広く、内装もグレードアップした、ザ・グローバルタワーを完成させました。
「どちらにも、玄関まわりにアイビーやレッドロビンという常緑の観葉植物を植えました。深緑をたたえ、年月を重ねるほどに風格を増す植栽が、居住者の方の日常に潤いをもたらしてくれたらと思っています」
静かで落ち着いた環境にもかかわらず、繁華街から徒歩約5分という立地のよさも、入居者から支持されているポイントです。
「すでにお住まいの方からのご紹介で、部屋探しをされている方からウエストやタワーに入りたいとご連絡をいただくこともあり、ありがたい限りです。先日は、室内のリフォームを依頼した地元の業者の方が当物件を大変気に入られ、その後ご契約いただくことになりました」
#chapter3
「最上階の部屋にはロフトを設けるなど間取りや内装、外装などを自分で考えて建設し、時代に即したリフォームを行いながら大切に管理してきました。2棟とも自分の子どものような存在です」とほほ笑む井上さん。
「旅館業の免許を取り、マンションの一部で民泊を始めました。民泊は、Airbnbなどを通じて全世界に情報発信できるので、アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国などからも来ていただいています。日本の方は出張での利用も多く、ホテルより広くてフルキッチンもあるので快適に過ごすことができます。住友各社にも近くて便利です」
2023年には、入居者や地域の人の暮らしに役立てばと、マンションから徒歩約1分の所に市内最大級のコインランドリー「G-wash」をオープン。入居者は特別会員として特典があり、民泊宿泊者には割引クーポンを配布しています。
「2棟ともインターネット光回線を無料でご使用いただけますし、宅配ロッカーも完備しております。ご不明な点や何か気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。自社物件ですので、当方まで直接ご連絡いただきましたら、仲介手数料も発生せず、スピーディーなご案内が可能です。百聞は一見にしかず、ぜひ一度ご内覧にお越しください」
(取材年月:2024年4月)
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Profile
何よりも住みやすさを追求した賃貸マンションの企画・管理のプロ
井上省三プロ
不動産業、旅館業、洗濯業
有限会社グローバル
1室38〜53平米のゆったりとした空間をあえて仕切らずワンルームにすることで、開放感をつくり出す。入居者が入れ替わるたびに新しい設備を導入し、不具合にも迅速に対応。全館段差のないバリアフリー設計。
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