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地域密着の姿勢で豪雪地帯の生活者に寄り添い、快適な住まいづくりをお手伝い

豪雪地帯の生活者に寄り添い続けるリフォームのプロ

小杉和歩

小杉和歩 こすぎかずほ
小杉和歩 こすぎかずほ

#chapter1

住宅や店舗のリフォーム、リノベーションで、顧客の予算に合わせた施工プランを提案

 日本有数の豪雪地帯として知られる秋田県横手市。東北地方を南北に貫く国道13号沿いに店舗を構えるのが、小杉和歩さんが営む「こすぎ創建」。地元に根差した工務店として、住宅や店舗のリフォーム、リノベーションに取り組んでいます。

 「例えば、『寒い浴室を何とかしたい』『雪下ろしが楽になる屋根に換えたい』と思っても、いくらかかるのかが気になることでしょう。私は、家づくりに関する知識や技術を一通り備えています。従業員と共に可能な限り現場に出ることで人件費などを抑え、お客さまのご負担を軽減できるよう努めています」

 顧客の要望と、予算のバランスが取れたプランづくりを心掛けているという小杉さん。「現地を確認して、用いる資材や設備を十分に検討するなど、見積もりは詳細に作り込むので、完工後に追加料金をいただくことはありません。ただ、浮いた費用でお客さま側から『ここもお願い』と、追加で頼まれることはたまにありますね」と笑います。

 また、フットワークの軽さも強みの一つ。「私の店は幹線道路沿いですので、旧横手市エリアなら車で30分もあれば到着できます。電話をいただければ、ほとんどの場合その日のうちにお伺いできますし、日曜や祝日でも対応します」と力強く語ります。

 地域に愛される業者であり続けるため、着工前の近隣へのあいさつ、作業後の清掃など、細やかな気遣いも徹底。「ドアの開閉が重たい、音がするなど、どんな小さなことでも結構ですので、住まいについて困った事があれば気軽にご連絡ください」と呼び掛けます。

#chapter2

住宅の段差をなくすバリアフリー化や、和室から洋室へのリフォームも多数

 「お客さまに喜んでもらえることが、この仕事の魅力です。特に『任せる。思うようにやってくれ』と言われると燃えますね。施工方法を工夫したり、仕上げに遊び心を加えたり、お客さまがそれを気に入ってくださった時は、うれしいと同時に大きなやりがいを感じます」と小杉さん。

 これまで数多くの案件を手掛けてきましたが、印象に残っているのは、市の中心部市で、ご当地グルメ「横手やきそば」を提供する飲食店からの依頼だとか。
 「壁や天井の修繕と、間仕切りの撤去を担当したのですが、先方が提示された工期はなんと4日間。人気店ということもあり、休業期間をなるべく短くしたいとのことで、事前準備をいつも以上に念入りに行いました。期限内に、無事に終わらせることができたときはほっとしましたね」

 高齢化が進む昨今、住宅関連で需要が増えているのがバリアフリー化です。
 「築年数が古いとか、建て増ししたお宅は段差が多く、お年寄りがつまずいて転倒する原因となります。お家の中全体をフラットにするのが理想ですが、予算が限られている場合は、低い部分に床板を張って高さを合わせる方法をご提案しています」

 他には、和室から洋室に変更するケースもあります。「畳は年月を重ねると、い草が傷んではがれたり日焼けをしたりするので、表替えなどのメンテナンスが欠かせません。汚れや水を拭き取れるなど、比較的手間のかからないフローリングに模様替えする方はたくさんいらっしゃいますね」

小杉和歩 こすぎかずほ

#chapter3

ペット同伴で打ち合わせができるドッグランを開設。通販サイトで手作りの木製品も販売

 こすぎ創建は、小杉さんの父親が1999年に創業。現場に付いて行っては掃除などを手伝っていた中学時代を経て、地元の工業高校から山形市内の短期大学に進学。建築や設計分野の専門性を高めます。卒業後は建築関係の会社で実務力を養い、家業に入りました。

 2022年6月、事業継承をして代表に就任して以降はサービスの充実を目指し、店舗にドッグランを併設しました。
 「もとはと言えば、自分が飼い始めた室内犬のために造ったのですが、せっかくなので皆さまも使っていただければと開放しています。ペット同伴でお越しいただいて、打ち合わせすることもできます」

 24時間いつでも相談を受け付けることができるよう、無料通信アプリ・LINEも活用。不具合がある箇所などの写真を送信してもらい、アドバイスをしています。

 さらに、雪に閉ざされる冬場にも収益を確保していくために、大手通販サイト・楽天市場で職人が手作りした木製品の販売を始めました。
 「横手では、積雪量が多い1月から3月にかけて工事を休む業者が出てきます。収入が不安定になる時季、職人さんに少しでも利益をもたらすことができればと思っています」と小杉さん。現在は、秋田スギで作ったすのこや木枠のフォトフレーム、端材を再利用したまきを展開しています。
 
 「父が培った人脈を引き継ぐ傍ら、新しいことにも挑戦して、お客さまのお役に立ちたいと考えています。これからも雪深いこの街の生活に寄り添い、快適な住まいづくりに貢献していきたいですね」

(取材年月:2022年12月)

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小杉和歩

豪雪地帯の生活者に寄り添い続けるリフォームのプロ

小杉和歩プロ

建築業

こすぎ創建

顧客の予算に合わせ、さまざまな工法を提案。丁寧な見積もりで追加費用をいただくことはありません。電話1本で即日訪問。工期の限られた店舗や工場の工事、住宅のバリアフリー化など、幅広い工事を手掛けます。

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