相続や売買に伴う、不動産のあらゆる問題を解決してくれる専門家鈴木武

相続や売買に伴う、不動産のあらゆる問題を解決してくれる専門家

鈴木武

不動産会社は、安く仕入れて高く売る

　不動産関連の仕事にでも勤めていない限り、自分が不動産の売買を何度も経験することは少ないでしょう。例えば相続、例えば住宅を建てるための土地の購入…いくら自分で情報を集めたとしても、“素人”には限界があります。そんな時に相談をするのが“不動産会社”ですが、不動産会社は任せておけば安心という代わりに、不動産業界ならではの慣習が多くあります。「不動産会社は事業として営んでいるわけですから、当然1円でも多くの利益を上げなければいけません。それが時には、顧客の利益を損失させてしまうことにつながっています」そう教えてくれたのは、不動産アドバイザーの鈴木武さんです。

　不動産の売買で損をする一例を鈴木さんが挙げてくれました。「Aさんがある土地を売りたいという相談を、不動産会社B社にしたとします。するとB社の担当者は、事前に建売業者C社にその情報を伝えて、4000万円で買ってもらえる話をつけます。Aさんの利益を考えれば、B社はAさんとC社の間で4000万円の仲介をするべきですが、AさんとB社とのやり取りの経緯によっては、B社はC社の存在を伝えずに、Aさんに3000万円でその土地を買い取る話を持ち掛けます。B社はAさんから購入後、すぐにC社に4000万円で転売。1000万円の売却益を得ます。結果的に、Aさんは正当な価値以下で、土地を手放してしまったことになります」。また、土地の売買の際に不動産会社は、本来であれば法律で定められた仲介手数料しかもらえないはずなのに、別の名目で追加の費用を請求する場合もあるそうです。

身に付けた知識を、困っている人を助けるために使いたい

　もともとは塾講師の仕事をしていたという鈴木さん。自分の家族が所有する不動産のトラブルに巻き込まれた経験から、「正しい知識を身に付けるため」に不動産業界に転身。不動産業界のことを知れば知るほど、「身に付けた知識を、困っている人を助けるために使いたい」という想いが強くなっていったそうです。「不動産会社とハウスメーカーの2社で、先ほどの例のBとCの両方の立場を経験させていただきました。前の職場では多くのことを学ばせてもらいましたが、『自分のやりたいこととは少し違うな』と感じて独立をしました」。不動産業界では一般的に、不動産会社の担当者は建築の知識が弱く、反対にハウスメーカーの担当者は不動産の知識が弱い傾向にあります。そんな中、鈴木さんはその両方の知識がある貴重な存在だといえます。実際に鈴木さんのところには、不動産会社やハウスメーカー、建売業者の担当者が、購入予定の土地や購入した土地に建物を建てる際に、どのような支障があるかといった相談や近隣住民とのトラブル、保証に関するトラブルなどについて、意見を聞きに来ることもあります。

　鈴木さんのこれまでの経験から“土地の価値に無頓着な方”は意外に多いそうです。中には、「相続で手に入れた土地なので、損をしなければいいから早く手放したい」という人もいるとか。鈴木さんはそういった人にも、本当にそれでいいのか、もう一度よく考えてほしいといいます。「想像してください。『50万円でもいいから売れればいい』と思っていた土地に、売った後で500万円の価値があるとわかったら、損をした気持ちになりませんか？私はそういう悲しい気持ちになる人を、一人でも少なくしたいと考えています」

急いで土地を売らなくても、活用しなくても、税金は払える

　また鈴木さんの経営するリンクデザイン社では、土地の売買以外に建物を建てる前の造成工事も請け負っています。「多くの土地は取得した時点では、そのままでは利用できなかったり、使い勝手が悪かったりします。造成とはそれらの土地を、建築のできる土地や快適な土地にする作業。造成工事は、不動産の取得と建築との橋渡しであり、造成の知識があることで、土地の相談を受けたときに、その価値を正確に見極めることができるのです」。

　最近では、相続によって土地や建物を手に入れてしまったために、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるといいます。「私がまず皆さんに伝えたいのは、土地や相続・税金などについての正しい知識を持っていただきたいということ。例えば、相続であれば、急いで土地を売ったり、活用する以外にも、税金を払うのに有効な方法はあります。それを知った上で、土地の売買が必要であればお手伝いをしますし、必要に応じて別の専門家をご紹介することもできます」。土地の所有者に正当な利益を得てもらうために、鈴木さんは“仲介”にこだわっています。「土地の売買のご相談であれば、私が責任をもって、“その土地を必要としている人”を探してきます。安く買い叩いて、どこかに高く売るようなことはしないので安心してください（笑）」
　今、土地の売買を検討している人や相続した（あるいはする予定の）土地で困っている人、家を建てたい買いたいという人は、ぜひ一度相談してみるといいでしょう。鈴木さんがあなたの力になってくれるはずです。

（取材年月：2020年12月）

その不動産売買、ちょっと待った！あなたは損をしていませんか？

不動産会社は、安く仕入れて高く売る

身に付けた知識を、困っている人を助けるために使いたい

急いで土地を売らなくても、活用しなくても、税金は払える

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