マイベストプロ大阪
森山幹予

書に集中し心を解放する事と想像力を養う事の大切さを伝える書家

森山幹予(もりやままさよ) / 書家

オフィスBEAU

森山幹予プロのご紹介

「今」に集中して筆を走らせ、自身を表現する書で心を解き放つ時間を(3/3)

森山幹予 もりやままさよ

書を通じて我慢というよろいを脱ぎ、活力の源「欲望」に従い気持ちを楽に

 サロンのホームページには、赤い洋服に身を包んだ森山さんが後ろに「欲望」と書かれた半紙を持つ写真が掲載されています。

 「欲望には遠慮なく欲するといったネガティブな印象を持つかもしれませんが、望みをかなえる活力の源。悪いことではないので、隠さないでほしいというメッセージです。特に女性は仕事や育児、家事に追われ、自分のことを後回しにしがちです。時には我慢というよろいを脱ぎ、自らの意志に素直に従うことが大切です」

 大きな和紙に文字を書いている生徒が、どんどん高揚して頰が紅潮。帰る時は「元気になった」「とりこになる」とスッキリした表情を見せるそうです。自分の書を家に飾り「気にしていたことが、取るに足らないことに思えた」と連絡をしてくる人も。生徒から寄せられる感想を聞くたびに「教室を始めて良かった」と充実感に満たされると話します。

 「全てを忘れて『今』に立ち返ることができるだけで、気持ちが楽になります。月に1回でもいいので足を運んでいただきたいですね」と呼び掛ける森山さん。「子どもさんに伸び伸びと文字を書いてもらい、想像力を養う情操教育につながれば」と考え、親子教室もスタートしました。

 自身の創作活動にも力を入れ、2022年、フランスのパリで開催された展覧会では初出展で特別賞を受賞。「国内外問わず、今後もどんどん挑戦していくつもりです。ゆくゆくは古民家で、ギャラリーのように作品を展示し、二拠点で教室もできたら」と夢を描きます。

(取材年月:2023年10月)

3
Share

森山幹予プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ大阪
  3. 大阪のくらし
  4. 大阪の文化・教養・カルチャー
  5. 森山幹予
  6. 取材記事
  7. 3ページ目

© My Best Pro