岡山が誇る採れたての桃とブドウを、全国に広く届けるために尽力（3/3）

周囲の人の支えあっての桃茂實苑。感謝を忘れず、おいしい笑顔を届けていきたい

　果汁たっぷりで、とろけるような口当たりの白桃に、大粒で、はじけるようにジューシーなピオーネやシャインマスカット。「岡山県の南部地域で栽培されるものはいずれも、自信を持って県内外の方々にPRできる商品です」と、友實さんは胸を張ります。

　「多少値が張っても、『味も形もとびきり良いものが欲しい』という方もいらっしゃれば、『家族みんなでおいしくいただければ、見た目は気にしない』という方もいらっしゃいます。当方では、お一人お一人のご希望にできる限りお応えしたいと思っています」

　6月下旬から10月上旬にかけて開催するフルーツ狩りは、家族や友人らとの年中行事として毎年のように来園する顧客も多く、和気あいあいと収穫しているそう。2022年の夏には、岡山県観光連盟とJR西日本がタイアップした県の観光キャンペーンにも参加し、期間限定の特別ツアーを提供しました。
　「桃狩りと生産者の方のお話、桃づくしのランチがセットになったプランや、暑さが和らぐ夜に、ライトアップされた農園で桃狩りを楽しんでいただくプランなど、おかげさまでご好評をいただきました」

　繁忙期の合間を縫い、年に数回はオファーを受けて近隣のイベントにも出店しています。
　「お客さまをはじめ、生産者さんや取引先の方々、忙しい時期を一緒に乗り切ってくれる従業員の存在あっての桃茂實苑です。岡山の桃やブドウを通して、皆さまに笑顔をお届けできるよう、これからも感謝を忘れず誠実に取り組んでまいります」

（取材年月：2023年1月）

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