技術とともに「人」で選ばれる企業であるために。想いを込めた施工を実施（1/3）

下請けでの葛藤から生まれた、提案から施工・管理、アフターフォローまで自社完結の塗装専門店

　岡山市にある「株式会社ミナン」は、外壁塗装の専門業者です。創業20年の歴史の中で培ってきた、確かな技術と豊富な実績を背景に、たくさんのお客さまから選ばれ、のべ2000件以上の施工件数は岡山県でも屈指の実績を誇っています。

　さらに岡山市最大級の外壁塗装＆屋根専門ショールームを構え、「ますます地域のお客さまによりよい品質と、きめ細やかなサービスを提供していきたい」と穏やかな口調で語るのは、代表取締役の中村英行さん。

　中村さんが20年前に開業したころは、住宅の塗り替えといえば、大半はハウスメーカーやリフォーム業者が請け負い、個人の塗装店は下請けとして委託されることがほとんどでした。しかし、塗装は工事の終了がゴールではなく、定期的なメンテナンスやフォローを含め、そこからが長きにわたるお付き合いのスタートであるという認識から、下請けではそこまで自社で管理できないことに葛藤を感じていたといいます。

「塗装の良し悪しはなかなかお客さまには分かりにくく、塗った直後はきれいに仕上がっているように見えても、何年後かに技術や品質の差が表れてくるものなんです。最初の診断の時点で、現場を知らない営業マンや、下請けや孫請けの職人では、きちんとした診断ができないばかりか、納得いく説明ができないことも多々あります。その結果、トラブルが生じがちになるのです」と中村さんは話します。

　そういったトラブルを防ぐため、同社は集客から診断・提案、施工管理、アフターフォローまで一貫管理する住宅塗装のトータルサービスに特化しているといいます。

＜次ページへ続く＞

【次ページ】一流の職人を育成し、元請会社へと成長を遂げる

次のページへ