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藤村喜美子

ナチュラルフードを使った野菜料理のプロ

藤村喜美子(ふじむらきみこ) / 料理研究家

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コラム

ベジケーキと干し野菜どんぶり

2022年10月23日 公開 / 2022年11月30日更新

テーマ:SDGs「野菜料理」における食品ロス削減

コラムカテゴリ:スクール・習い事

秋を感じる日が続いていますが、日中は汗ばむ日もあり、衣服の調節をしながら健康管理に気をつけたいものです。

先日、「キッチンから家庭でできる食品ロス削減とは..」について講演をいたしました。
以下の通りです。
      
           「キッチンから家庭でできる食品ロス削減とは...」

サスティナブル デベロップメント ゴールズ
Sustainable  Development   Goals ・・・SDGs
持続可能な   開発        目標

17のゴール・169のターゲットで構成される・・・「地球上の誰一人取り残さない」ことを誓っている。
サスティナブルとは人間・社会・地球環境の持続的な発展・・・地球に優しい活動を社会・暮らしの中に取り入れること
食べることへの価値観が、飽食の時代から「身体によいもの・健康で長生きする」というサスティナブルな食の選択へと変化している。

『SDGs17項目の一つ⑬気候変動に具体的な対策を→生ごみを出さない→CO2削減で地球温暖化防止』
生ゴミを出さないようにするためにはどのようにすればよいか。
生ゴミを焼却時に、1トン当たり2051㎏CO2が排出される。

【キッチンから家庭でできる食品ロス削減について3点】(時短・節電・エコ・経費削減)

★1. 干し野菜 → 災害時に役立つ
野菜をムダ無く使い切るためには「干し野菜」は効果的な方法です。
「野菜本来の甘み・旨味が凝縮される」 「干すことで酸味や苦みなどが和らぐ」「栄養価は倍以上になる」

『干し方に2通り』
「外干し」外の太陽の光を浴びて干す 「部屋干し」部屋の中で干す
☆セミドライ・・・・野菜の表面にシワがあるが、中身は水分がある。5~7時間
☆ドライ・・・・・・野菜にもよりますが、4~6時間干すことを3~5日繰り返す。
どちらでも野菜を干す観点からは、栄養・旨味にそれほど変わりはない。

『干す道具』
干しネット(風通しよく、虫が入らない)・少し大きめのザル

『天気』
外干しの場合は、できるだけ太陽の光を受けて、陽射しも強く、湿気が少ない状況の日に干すのが効果的
時間帯は、AM10時~PM4時ぐらいがよく、その後は季節にもよるが湿気の多い日は家の中に取り込む

『場所』                                  
風通しが良い場所を選ぶことです。                      
太陽の光がたっぷりと当たる場所は、「干し野菜」に適している。
家の中でも、網戸から風通しを良くしてやれば十分です。
季節によって花粉や黄砂などの日は、扇風機などを利用して干すこともできる。
『保存方法』
*干しネットや小さな容器に入れてハンガーに吊るす
*チャック付きビニール袋の中に乾燥剤を入れて、冷蔵(1週間)・冷蔵保存可能(1ヶ月)

『災害時に役立つ』 ・・多くの災害によって何が起きるかわからない現代社会を生き抜く大切な行動
災害など生野菜を購入できない→常備保存していた「干し野菜」が大切なビタミンを摂取
スキルが役立つ→冷蔵庫が使えない時→日常的に干し野菜を作る術(すべ)を身につけておく→野菜をムダにしない

★2. ベジブロス
「ナチュラルフードクッキング」では、基本野菜の皮はむかずに調理する。(時短・節電・エコ・経費削減)

もし皮をむいた時、また野菜の端・クズなどをビニール袋に入れて、野菜室で貯めておく。
1.水できれいに洗って、鍋に2ℓの水を入れて30分ほど煮る。
2.冷めたら、ザルとボウルを用意して鍋の中身をうつす。
3.ボウルの中の中身は、ベジブロスというスープができ、ビンに入れて冷蔵庫保存する。(7日間可能)
カレー・シチュー・味噌汁etcに入れると、美味しい野菜スープの味をベースにした料理のレシピが広がる。

★3. 堆肥にする
容器に「ハイブリットORG」(京都農販が販売)の堆肥を入れて、その中に生ゴミを入れて混ぜていく。
植物育成の基となる土壌を豊かにする「堆肥」を生ゴミから作っていく。
「ハイブリットORG」は生ごみを早く吸収して(生ゴミの水分をしっかりと切る・生ごみを小さく切る・何回も混ぜる)
数ヵ月後には立派な肥料になる→野菜や花を作る土に混ぜると、美味しい野菜ができる。

☆捨てる生ゴミを家庭で再利用して、再び私たちの身体へ栄養となって戻る。
        ↓
☆上記の3項目は、すべて大切な「循環作用」となる。

「干し野菜のベジケーキ」は、
ミニトマトを数時間干して甘みを出し、手作りのレモン酵素につけておきました。
酵素作りの後のレモンのカスも利用して、寒天と小麦粉でケーキを作り、刻んだクルミを散らばせてデコレーションしてみました。
                    ベジケーキ
ベジケーキ
「干し野菜どんぶり」は、
野菜を干して、オリーブオイルで軽く炒めご飯の上に置く。
高野豆腐を細かくして、塩・しょうゆ・メープルシロップで軽く味をつけて、野菜の上からふりかけました。
生野菜もつけて、サラダ感覚のお腹に優しい一品です。
                  干し野菜どんぶり
干し野菜どんぶり

★レッスンは 事前に予約が必要です(09083681352 藤村)
★メールでのご予約 friend_kim23@maia.eonet.ne.jp

『「SDGs」セミナー・・・キッチンから家庭でできる『食品ロス削減』とは』のご案内については、セミナー・イベント情報をご覧ください。
URL https://naturalfood-23.hirameki7.site/

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