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人生の節目と日々の表情を末永く 写真にまつわるトータルサポート

巧みなカメラ技術でその瞬間を大切に記録する 写真のプロ

遠藤千代志

有限会社 東根カメラ店 代表取締役 遠藤 千代志
記念写真撮影は2階の「スタジオロケーション」で

#chapter1

昭和33年創業 地元密着型の“町のカメラ屋さん”

 山形県東根市の県道29号線沿いに続く商店街の一角に、ひときわ目立つ二階建ての白い建物と外壁に描かれた「Higashine Camera」のロゴ。昭和33年創業の老舗カメラ店「東根カメラ店」です。
代表取締役の遠藤 千代志さんは、カメラ店に従事して30年を迎える大ベテラン。独身の頃は建設関連の会社に勤務していましたが、結婚を機に義理の父親が経営するこの店を継ぐため、会社を退職してカメラ業に専念しました。
「カメラや写真のことは、店に入ってから1から覚えました。写真撮影や現像は、やればやるほど深く、ゴールや正解がありません。しかしそれだけ楽しみもあり、思ったように仕上がった時はうれしいものです。」

 東根カメラ店は、1階が店舗、1階の一部と2階が撮影専門の「スタジオロケーション」になっており、スタジオでの撮影はもちろん学校やスポーツ関連などのイベント写真撮影、現像、加工のすべてをこなす写真専門店。長年先代が培ってきた地元密着型のスタイルを継承し、地域に根差した事業展開をしています。
「小学校の入学式、各種イベント、卒業式と、写真を通して子どもたちの成長を見続けています。地元の方々もフラッと立ち寄って、『法要の帰りでスーツを着ているから、今写真を撮りたい』 と訪ねてきてくれたり。そうやって気軽に写真と触れ合える店として続けられればと思っています」。

#chapter2

お客様の貴重な思い出を データとスチール写真で記録

 遠藤さんが先代から引き継ぎ、今も変わらず貫いているのが、「お客様のために」という信念です。七五三や成人式などの人生の節目は一生に一度だけ。その貴重な思い出をしっかりと残すことができるのは“現像された写真”です。
今はIT技術の進歩などにより、スマートフォンやデジタルカメラで写真を撮る機会が増えても、そのままデータ保管のみで現像しないという人が多くなってきている、と遠藤さんは言います。
「プリントした写真の大切さが顕著にあらわれたのが、東日本大震災の津波被害だったのではないかと思います。多くの方が思い出の形を求めて、写真を探していました。写真データを記録した記憶媒体は復旧できませんが、現像した写真はたくさん見つかり、修復されました。写真はかつての姿をいつまでも見ることができる大切な思い出です。節目節目で残してほしいと心から思います」。

また、反対に、年数のたった古い写真をデジタル化してデータで残すということもしています。何十年も前の写真は、色があせたり破損したりと徐々にその姿を変えてしまいます。いつまでもその貴重な写真を見ることができるように、写真をデータ化することも、思い出をなくさないための工夫のひとつ。データの写真と現像した写真をうまく組み合わせることで、末永く思い出の写真を保管することができるのです。

家族経営のやさしさたっぷりの店内

#chapter3

明るい店内と笑顔が自慢 地域の人に喜ばれるカメラ店に

 東根カメラ店では、写真撮影・現像だけでなく、もっと写真と触れ合えるようにと、写真教室を開催するなど、地域の人に喜ばれる企画を取り入れています。
「カメラがあってもなかなかうまく使えない、思うように撮れないという方のために、表情を押さえるための撮影のポイントをご紹介する教室を開催しました。はじめは近隣の施設で30名程度を対象に開催しましたが、そうすると一人ひとりの質問にしっかり対応できないと気付き、10名程度のコンパクトな人数でするように変えています。」

「地域に根ざして、気兼ねなく立ち寄れる店、なくなったら困る店でありたいですね。」と遠藤さん。
 現在は、奥様、娘さんと家族3人で経営する「東根カメラ店」。細やかな配慮が感じられる店内のディスプレーは季節ごとに姿を変え、来店する人々を楽しませてくれます。人生の節目を共に喜び合うことのできる、大型チェーン店舗にはない温もりと安心感。それが東根カメラ店の魅力です。

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遠藤千代志

巧みなカメラ技術でその瞬間を大切に記録する 写真のプロ

遠藤千代志プロ

カメラマン

有限会社 東根カメラ店

七五三、成人式などの記念写真はもちろん、日々の暮らしの中で撮影した写真は、その一瞬を未来に残る思い出として形づくる大切な一枚。撮影から現像まで、カメラと写真に関わるすべてをサポートします。

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