安心と満足を生む 高断熱、高気密住宅建築のプロ
竹内仁
Mybestpro Interview
安心と満足を生む 高断熱、高気密住宅建築のプロ
竹内仁
#chapter1
山形県酒田市にある「株式会社クリエイト住宅」は、高断熱・高気密の住宅に特化した家づくりの会社です。基本理念は、「感恩、感謝、お役立ちの心」。住む人がいつまでも健康で安らげる家を創るため、素材・技法・お客様の要望に真摯(しんし)に向き合いながら家づくりをしています。
代表取締役社長である竹内仁さんは、山形県鶴岡市生まれ。地元の工業高校を卒業後、IT関連企業の技術者として働きながら工業系の大学へ通いました。
これまで学んできたことと、まったく職種が違う“家づくり”との出会いは、25歳の時。転職を考え、さまざまな条件から選んで面接を受けて採用されたのが、たまたま住宅建築の会社でした。そんな偶然とも運命とも思える流れの中で、竹内さんはその人柄や営業力を買われ、10年弱で仙台支社長を任されるようになりました。
それから独立という道を選び、「株式会社クリエイト住宅」を設立した竹内さん。
「支社長として営業だけでなく、会社の経営に携わったことで、『自分の会社を作りたい』と思うようになり、はじめは宮城県の仙台市と石巻市、山形県の酒田市に営業所を置いて駆け回りました。」
昭和51年に会社を設立し、しばらくは在来工法の伝統的な和風建築を中心に家づくりをしていましたが、ある出来事をきっかけに、「高断熱・高気密」に軸足を移すことになります。
#chapter2
「以前、新築をしたお施主様から、『風呂場を改装しようとしたら断熱材が入っていなかった』とクレームをいただいたのです。そんなはずはない、と調べたところ、断熱材に水分がたまり、下にずり落ちていたのでした。これでは断熱材の役目を果たさない。そこで、断熱材についてあらゆる資料を読んだり、いろいろな現場を見たりと、自分なりに断熱材の研究を始めました」。
いろいろ調べるうちに出会ったのが、「FPの家」という技法。独自の「FP硬質ウレタンパネル」という断熱材を使い、断熱性能が通常の約2倍、防水性や耐震性にも優れているという画期的なものでした。FP工法は、竹内さんが求めていた気密性・断熱性能にこだわった先進的な工法でもあり、「これこそが、これからの住宅だ」と、主軸を移す決意をしたのです。そして、いち早く平成6年から22年間、高性能住宅に取り組んできました。
「高断熱・高気密を取り入れた頃は、まだあまり知られていませんでした。しかし、近年になって省エネ志向が高まるにつれ、その認識が広まってきています。2020年には住宅の省エネ基準が義務化されますが、この工法は既に基準をクリアしています。さらに、技術的研鑽と実績を重ねてFPの家よりも高性能な住宅”北海道仕様安らぎの家”を提供するに至りました。この”安らぎの家”はHEAT20の性能をも、クリアする住宅です。以前から、住む人が健康で安心して末永く住める家を目指していますから、自然と省エネにつながっております」。
#chapter3
高断熱、高気密の家がなぜ良いかと言えば、やはり室内の温度が安定していること。中には、断熱材の品質などによって、断熱効果が出ていない住宅もあります。しっかりした品質ならば、廊下や風呂場などが寒いということはありません。
「ご高齢の方は、特に温度に敏感です。急に寒い風呂場に行って倒れてしまったという事例はよく聞きますが、そのような家族の健康を脅かすリスクを減らすためにも、高断熱・高気密の家は役立つと思います」と竹内さん。
ほかに、家づくりを考える時に気になるのは、「家族の要望をどこまで取り入れられるか」ということ。
「当社では、まず希望を聞いて、CAD(設計ソフトウェア)で360度回転できるイメージを作成します。言わば家づくりのバーチャル体験ですね。それを使って確認しながら、要望を取り入れるか否かを話し合っていきます」。
お客さまにご満足いただける対応をするため、1年間の建築件数は10棟以内に限定。金額についても、他社と性能や見積もりを見比べて検討していただくと納得できる良心的な設定で喜ばれているそうです。家づくりは人生の大イベント。しっかりと良いものを選びたいですね。
(取材年月:2016年2月)
リンクをコピーしました
Profile
安心と満足を生む 高断熱、高気密住宅建築のプロ
竹内仁プロ
一級建築士
株式会社 クリエイト住宅
山形県の注文住宅で夏涼しく、冬暖かい住宅をを高断熱・高気密にこだわり、省エネ、高耐震、高耐久、ゼロ・エネルギーなど環境にも配慮した長期優良住宅を建築。補助金申請も可能です(国交省認定 山形県第1号)。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ山形に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または山形新聞社が取材しています。[→審査基準]