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相続や離婚、誹謗中傷など、トラブルの解決を通して、人生がよりよい方向に進むようサポート

トラブル解決を通して依頼者のよりよい人生を支える弁護士

長井康人

長井康人 ながいやすと
長井康人 ながいやすと

#chapter1

長い年月をかけて積み上げてきた人間関係にも配慮しながら相続問題に対応

 「トラブルの解決を通して、依頼者さまの人生がよりよい方向に進むようサポートします」と話すのは、「長井法律事務所」の弁護士・長井康人さん。京王電鉄・神泉駅から徒歩約7分の場所に拠点を構え、相続や離婚、男女関係、インターネット上での誹謗中傷、消費者被害といった問題に向き合っています。

 「相続はお金が絡むだけでなく、個々の感情も入り交じります。各家庭の背景や事情、長い年月をかけて積み上げてきた人間関係にも目を向ける必要があります」

 例えば、姉弟2人のうち、姉だけに全ての遺産を渡すと父親が遺言書を残した件では、弟側より援護の要請を受けました。

 「申し立ての手続きを進める途中で、弟についていた母親の体調が悪化し亡くなるなど、変わっていく状況に応じて、最善と思われる方法を考えました。きょうだい間の対立が根深く時間は要しましたが、何度も調停で話し合いを重ね、全ての財産を売却して現金に換え、法律で定められた遺留分の割合で分けることで決着しました」

 他にも、故人の実子と養子の間でもつれたケースや、戸籍を調べてみると、実は幼い頃に他家に養子にいった兄弟の存在が判明したケースなどもあるとか。

 「故人さまも、遺産をめぐって家族や親族間で争いが起きるのは本意ではないでしょう。いずれの場面においても、生前にきちんと財産分与について決めておくことが大事との思いを強くしました。当方では、紛争のリスクに配慮した遺言作成およびスムーズな執行もお手伝いしています。慎重な判断が求められる相続放棄についてもご相談に乗ります」

#chapter2

第三者的な視点と依頼者を尊重する視点を使い分けながら、解決の道筋を描く

 最近増えているのが、SNS上の誹謗中傷やプライバシーの侵害、虚偽の投稿による名誉毀損など。あっという間に拡散してしまうため早期に対処することが肝心で、発信者情報の開示請求により身元を特定し、慰謝料や投稿の削除を求めることが主な手段となります。

 長井さんは、被害を受けた場合だけでなく、加害者側に立ってしまった案件も引き受けています。

 「投稿内容の違法性について争える場合もありますし、和解交渉によって払える範囲内の賠償に減額できたケースもあり、できるだけ依頼者のダメージが少なくなるよう手だてを考えます。1件1件の事案にしっかりと法的措置を講じることが適切な利活用の啓発となり、平和なインターネット空間を醸成するという思いで取り組んでいます」

 時代の変化が激しく、社会構造が複雑化する昨今、多様な事件に的確に対応できるよう研さんを積む長井さん。過去の判例や法令について知見を蓄えるだけでなく、新しい方策も検討し、必要であれば、前例にとらわれない試みも積極的に行うとか。

 「夫から、離婚届にサインせざるを得ない状況に追い込まれ、子どもの親権も取られてしまったケースでは、『離婚は仕方ないが子どもは返してほしい』という依頼者さまの意向に応えるため、これまであまり取られていない手法で親権を取り戻しました。事件を俯瞰する第三者的な視点と、依頼者さまの希望や利益を最大限尊重する視点と、両者を状況に応じて使い分けながら、解決への道筋を描きます」

長井康人 ながいやすと

#chapter3

社会のあらゆる場面に役立つのが法律。困りごとは一人で抱えずまずは相談を

 「進路を決める時に、法学部の説明会で『法律は社会のあらゆる場面で役立つもの』という話を聞いて感銘を受けました」と長井さん。慶應大学法学部に進学し、学んだことを生かせる職業として弁護士を志しました。

 できるだけ早く資格を取得して、一人でも多く困っている人の力になりたいと、司法試験一発合格を自らに課し、東京大学法科大学院で勉強に励みました。目標通りに1回で合格。8年間、計3カ所の弁護士法人に在籍して実践を重ねます。

 「最初の就職先では、離婚問題や不倫に関する慰謝料請求を多く扱ったほか、信販系会社の顧問をしていた時期もあり、法務について学びました」

 2番目の勤め先では、主に債務整理や過払い金の案件に携わり、後にネット上の誹謗中傷や名誉毀損、婚約不履行など男女関係のトラブルも担うように。3番目に赴いたのは、相続を多く手掛けている事務所でした。

 「相続登記の申請も弁護士が行う方針をとっており、幅広く実務経験を積むことができました。多岐にわたる民事分野に関わり、メインで担当する案件も増えてきたことから独立を決意し、2023年に開業しました」

 初回60分は無料で、不安や戸惑い、悲しみや憤りの声に耳を傾ける長井さん。弁護士会で直接の面談が義務付けられている債務整理以外であれば、オンラインも可能です。

 「たとえ受任に至らなくても、話を聞いてもらえて良かったと思っていただけるようなアドバイスを心掛けています。一人で悩まずに一度ご相談ください」

(取材年月:2025年2月)

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長井法律事務所

相続や離婚、男女関係、インターネット上の誹謗中傷、消費者被害の案件に豊富な知見を有し、トラブル解決を通じて依頼者の人生がよりよい方へ進むようサポート。初回相談60分まで無料、オンラインも対応可能です。

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