相続と企業法務に強い弁護士狩集英昭

相続と企業法務に強い弁護士

狩集英昭

相続では迅速な解決に尽力し、企業の労働問題等で実践的なアドバイスを提供

　東京都調布市、京王線調布駅から徒歩約3分、調布市役所正面の利便性の高い場所にオフィスを構える「弁護士法人くすのき法律事務所」。代表の狩集英昭さんは、相続業務と企業法務を中心に、生まれ育った多摩地区で悩みを抱える人たちや中小企業を支えています。

　「相続と一口に言っても、故人が残した財産の分け方を相続人らで決める遺産分割をはじめ、いろいろな紛争があります。長期化すれば心身を消耗しますので、お客さまができるだけ早くもめ事から解放されるよう、迅速な解決に尽力しています」

　弁護士のサービスは目に見えないだけに、狩集さんの事務所では進捗状況などを丁寧に説明。複数の道筋を提示した上で、専門家として有効な選択肢を明示。税理士や司法書士など信頼できる他業種の専門家と連携し、ワンストップで解決に導いています。

　企業法務では、40社以上の顧問弁護士を務め、多様な業種に対応。特に労働問題に強みを持ち、豊富な経験をもとに実践的なアドバイスを提供しています。

　警視庁の警察官だった父親の背中を見て育ち、高校生のときに水俣病患者の窮状に関する本を読んで弁護士の仕事を知り、法曹の道を志望。東京都八王子市の法律事務所で企業法務のノウハウを習得したのち、2012年に独立しました。

　「弁護士としてキャリアを重ねるにつれ、お客さまの心情面にも深く寄り添えるようになったと感じています。特に相続の問題では、依頼者さまの思いが解決の糸口となることも少なくありません。法律のテクニカルな面にとどまらず、人間の心の機微に触れながら、お客さまの利益の最大化を目指します」

不公平な遺言に泣く依頼者に寄り添い、死期が迫った人の「危急時遺言」にも対応

　「家族間の感情のひずみにより、ご両親が築き上げた大切な財産が争いの種になるのはとても残念なこと。しかし個人の権利意識が高まる中、遺産問題はなくなることはないのが現実です。当方では初回30分は無料で相談を承り、親身にお話を伺った上で今後の方針をご提案いたします」

　狩集さんの事務所には「兄が一方的に遺産分割を進め、取り分が極端に少なくなった」「異母姉が死亡し、負債の返済義務を負わされそうになっている」など、さまざまな相談が寄せられます。

　「不公平な遺言が作成され十分な財産を受け取れない方には遺留分侵害額請求をするようお勧めしています。また親御さまの介護による特別な寄与が認められるのはハードルが高いのですが、できるだけの資料を集め、裁判所と相手方を説得できるよう努めています」

　また、病気などにより死期が迫った人の「危急時遺言」も受任。遺言者が自筆できない場合などに内容を聞き記して書面化し、家庭裁判所に確認の審判を申し立てます。
　「火急を要する手続きのため対応しているところは多くありませんが、遺言者さまの最後の意思をかなえるためにもサポートを続けています」

　「お客様の期待。その先まで」を実践理念として掲げ、個々の心情を細やかにくみ取る狩集さん。顧客アンケートでは「何も分からず不安だったが、安心してお任せできた」「真摯（しんし）に向き合ってもらい、相談を重ねるごとに信頼が強くなった」などの声が寄せられています。

企業の顧問弁護士として労働問題の解決を図り、経営面からも成長をバックアップ

　債権回収や契約書のリーガルチェックなどを行い、企業にとっても心強い味方となる狩集さん。「企業が顧問弁護士を持つことで、未然に紛争の芽を摘むことができる」とメリットを説明します。

　労働問題では、特に懲戒処分の判断、円満退職に導くための後方支援など人事マネジメントに携わることが多く、ユニオン等との団体交渉では企業側の代理人としてテーブルに着きます。
　「企業側の主張を一方的に伝えるのではなく、労使双方にとって納得がいく解決策が見いだせるよう配慮しています」

　「顧問先には携帯電話の番号も伝え、いつでも気軽に相談に乗っていただくことを心がけています。事務所では、経営者向けのセミナーや元銀行マンを招いての財務経営塾を開き、経営面で役立つサービスが好評です」

　中小企業の支援に心を寄せるようになったのは、資金繰りが悪くなり破綻する企業を多く見てきたことが影響していると話します。

　「弁護士になったばかりのころにある会社の破産申立事件を担当し、二十数人の従業員を集め一人一人に解雇通知を渡したことがありました。呆然とした従業員の顔を見ていると申し訳ない気持ちになり、やるせない気持ちになりました」

　その後は、企業を倒産させないために自分ができることはないかと模索を続け、経営面から取り組むべき企業の問題は多いと考え、財務やマネジメント勉強もするようになった狩集さん。今後はベンチャー企業や創業支援にも力を入れたいと言います。

　「成熟した企業だけでなく、成長プロセスを応援することで健全な経営を後押ししたいと考えています。お客さまとともに学びを重ね、社会に貢献できればと願っています」

（取材年月：2025年3月）

人間の機微に触れた心に残るサービスで、相続問題の解決と企業の経営をサポート

相続では迅速な解決に尽力し、企業の労働問題等で実践的なアドバイスを提供

不公平な遺言に泣く依頼者に寄り添い、死期が迫った人の「危急時遺言」にも対応

企業の顧問弁護士として労働問題の解決を図り、経営面からも成長をバックアップ

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