心に寄り添い受給へとつなげる障害年金申請のプロ
川田千裕
Mybestpro Interview
心に寄り添い受給へとつなげる障害年金申請のプロ
川田千裕
#chapter1
病気やケガで働けなくなったとき、私たちの生活を支えてくれるはずの「障害年金」。しかし、その制度は決して甘いものではありません。
申請すれば誰でも受け取れるというわけではなく、実際には厳しい審査基準が存在します。
静岡県藤枝市を拠点に活動する「かわた社会保険労務士事務所」の代表、川田千裕さんは、年金事務所の窓口でお客様対応もしています。
「窓口の仕事は、書類を不備なく整えることに重点が置かれており、受給に向けたひとりひとりにあったきめ細かなサポートをすることまでは時間的な制約もあり難しいんです」
そんなもどかしさを抱え、川田さんは自ら動くことを決めました。
特に現在、相談の8割を占めるのは、うつ病や双極性障害、ADHDといった精神疾患を抱える方々です。目に見えない障害だからこそ、診断書の作成は非常に繊細な作業を要します。医師との短い診察時間の中では、患者側も自分の「できないこと」をすべて伝えきれていないケースがほとんど。その結果、本人の実情とは異なる内容の診断書が書き上がってしまうのです。
川田さんは、この「本人の状況と診断書のズレ」を埋めることに心血を注ぎます。患者本人が無理をして「元気そう」に見せてしまう心理や、病院へ行くことさえままならない苦しみを、誰よりも理解しているからです。単なる事務手続きの代行ではなく、依頼者の話を丁寧にたどり、伝えるべき情報を整理する。その徹底した寄り添いこそが、多くの相談者が訪れる最大の理由かもしれません。制度の複雑さと現実の厳しさを知るプロとして、制度の狭間で苦しむ人々の声を拾い続けています。
#chapter2
障害年金の申請代行には、専門家への依頼費用が必要です。多くの事務所が着手金や事務手数料を求める中、川田さんはあえて「着手金一切なし」という方針を貫いています。これは、生活に困窮している依頼者にさらなる負担をかけたくないという、彼女なりの優しさの形です。
「受給が決まらなければ、一円もいただくことはありません」。この言葉には、プロとしての強い責任感と、依頼者と同じ船に乗るという覚悟がにじみます。
お金の不安があるからこそ申請を考えているのに、そのための準備金が用意できない……。そんな負のループを断ち切りたいという願いが、現在の報酬体系には込められているのです。
また、川田さんは、依頼者の負担をできるだけ減らすよう徹底的にサポートしています。
精神的に追い詰められている時期に、複雑な書類を読み込み、年金事務所へ足を運ぶのは、想像を絶する苦行になります。
「とにかく早く、楽に」という思いから、川田さんはヒアリングから書類作成、必要であれば病院への同行まで、あらゆるプロセスを代行します。依頼者は、ただ問いかけに答え、郵送されてくる書類を確認するだけ。こうした安心感は、外出することさえ難しい依頼者にとって、どれほどの救いになるでしょうか。
スピード感も彼女が大切にしているポイントです。申請から受給まで、国の審査を含めると半年近くかかるのが障害年金の世界。少しでも早く受給を確定させ、経済的な安心を届けるために、自身の作業時間は極限まで削り、迅速な対応を心がけています。
個人事業主だからこその小回りの良さを活かし、夜間の相談や急ぎの案件にも柔軟に対応する姿勢は、まさに地域の「駆け込み寺」のような存在です。
#chapter3
障害年金の専門家といえば、どこか硬くて厳格な男性のイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし川田さんの元には「女性だから相談しやすかった」という声が数多く寄せられます。
繊細な心の悩みや、家族にも言えない私生活の困りごとは、同性だからこそ、あるいは柔らかな雰囲気を持つ彼女だからこそ、打ち明けられるという側面があるのでしょう。
川田さん自身、かつては依頼者の苦しみに深く感情移入しすぎてしまい、自分まで涙が止まらなくなる時期があったといいます。
しかし、そんな彼女を救ったのもまた、依頼者からの「受給が決まって、生きる希望が湧きました」という感謝の手紙でした。
「お金の問題が解決すると、不思議と病状が軽くなる方もいらっしゃるんです」。
それは単なる経済的な余裕だけでなく、自分の苦しみが公的に認められ、社会的なセーフティネットに繋がったという安心感が、心の重荷を下ろすからに他なりません。
川田さんは、自身の役割を「ただの代行屋」ではなく、依頼者が再び前を向くための伴走者だと捉えています。
静岡県中部を中心に、今やその支援の輪はオンラインを通じて全国へ広がりつつあります。かつて、誰にも相談できず、制度さえ知らずに何年も損をしてきた人たちが、川田さんと出会うことで「これからの人生、なんとかなるかもしれない」と微笑む。
その瞬間こそが、川田さんがこの仕事にやりがいを感じる時です。
もし今、あなたが自分一人で重い荷物を背負い、出口のない暗闇の中にいるのなら、一度その手を差し出してみてはいかがでしょうか。
(取材年月:2026年2月)
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心に寄り添い受給へとつなげる障害年金申請のプロ
川田千裕プロ
社会保険労務士
かわた社会保険労務士事務所
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