大学を卒業して就職しましたが、仕事がなかなか続きませんでした。
頑張っているのに、気持ちがついていかず、職場に行くことすら苦しくなる日々。
「自分は社会不適合なんじゃないか」と、自信をなくしてしまうこともありました。

そんな自分を責めたり、「どうしてうまくいかないんだろう」と分からないまま、ずっともがいていたように思います。
就職しては退職…そんな繰り返しで、気がつけば8年が過ぎていました。
そこそこの大学を出ていた私は、職はすぐに決まるのですが、
人間との関係がうまくいかず、心が折れてしまい退職をする、という繰り返す状態でした。

そんな時、カウンセリングに興味を持ちました。
実は、私だけではなく、きょうだいも長くひきこもりの状態で仕事をしていませんでした。
「自分だけじゃない」と感じる反面、どこかで「家族との関係に原因があるのでは」とうすうす気づいていました。
でも、正面から向き合うのが怖くて、ずっと避けてきたのだと思います。
自分について知ること、家族について知ること、親のことを知ること、そうしていくと
代々受け継がれてきた思想や価値観が自分に与えてきた影響も知り、深い理解が得られました。
そして、私の中で何かが変わった感覚を強く感じました。

今は、職をやめることなく管理職をしています。人との関係性も大きく改善し、8年間の迷子生活も決して無駄ではなく、
今の私を支える重要な経験になっています。

カウンセリング講座に参加して本当に良かったと思っています。
自分を知ること、癒すこと、守ること、整えること、そして満たすこと。
その方法を学べたことが、今の自分を支えてくれています。
私のように出口のないようなトンネルにいると感じたら、学んだらいいな、と思います。