経営者の健康をケアし企業の未来を守るパーソナルドクター森岡宣伊

経営者の健康をケアし企業の未来を守るパーソナルドクター

森岡宣伊

精密検査で全身状態を把握し治療計画を提案。専門医を紹介し治療にも同行

　「あなたのパーソナルドクターとして、仕事にプライベートに最大限の力を発揮できるよう伴走します」と話すのは、「横浜プライベートメディカルプラクティス」の院長・森岡宣伊さん。経営者やビジネスパーソンらに向け、会員制の医療サービスを提供しています。

　「入会時には、全身の精密検査を実施し、検査結果を詳細にチェックしてリスクを抽出。未病の段階から、運動や睡眠、栄養など日常生活で気をつけるべきことをアドバイスします。治療が必要であれば治療計画を立て、専門の医師をリストアップいたします」

　専門医の診察を受ける際は、クライアントの全身状態を把握している森岡さんが同行。治療方針を専門医と入念にすり合わせるほか、専門医の説明に分かりにくいところがあればかみ砕いて伝えます。

　「医師と一般の方では医療知識の差が大きく、患者さまだけで受診すると受け身になりがちです。また、保険診療で施される治療は、疾患に対して改善する確率が高いとされているものですが、ご本人に合っているとは限りません。保険診療の標準治療では対応できない部分は当方が担い、専門医と患者さまと当方の三者で望ましい状態に持っていくことを目指します」

　治療後も定期的な検診や健康に関する情報提供を行うなど細やかにフォロー。年に1度の振り返りで、翌年に向けて取り組むべき内容を提案します。

　「経営者さまや要職にある方が健康を害せば、経営に与える影響は多大なものとなります。未病の段階から早期にケアすることが、企業の未来や従業員とその家族の生活を守ることにつながります」

患者の全身を管理する麻酔科で研さんを積み、留学で幅広いアプローチを学ぶ

　森岡さんは、和歌山県立医科大学卒業後、先進的な現場でスキルを磨きたいと東京女子医科大学麻酔科学教室に入局。30年以上にわたって、麻酔科の医師として経験を積みました。クライアント一人一人の健康状態をトータルでケアするという現在の業務形態は、麻酔科に進んだからこそ可能になったと言います。

　「麻酔科というと、手術時に眠らせるのが仕事だと思うかもしれませんが、それはごく一部にすぎません。術前、術中、術後と一貫して患者さんのコンディションを管理し、安全を確保することが求められます。事前評価と経過観察を通じて、回復を促す役割があるのです」

　重要なのは、患者の全身状態や手術内容を把握すること。準備段階として診察により手術は可能か、他の臓器に問題はないか、手術が他の部位に影響を及ぼさないか、といったことを精査します。

　「場合によってはオペの延期を判断したり、専門の科に再検査を要請したりすることもあります。あらゆる診療科と対等に話ができるくらい広範な医療知識がなくては務まりません」

　大学病院在籍中に渡米し、23年間の研究留学も経験。カリフォルニア大学サンフランシスコ校、ルイビル大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で、東洋医学や、精神状態が免疫系に与える影響について研究する精神神経免疫学などに関する知見も深めました。帰国後は東京女子医大で准教授や臨床教授を歴任。2024年に開業しました。

　「アメリカで学んだことで専門分野以外にも視野が広がりました。代替医療など保険診療の枠にとらわれないアプローチで病の芽を摘みたいと思い、当院を開きました」

サロンのような空間でコミュニケーションを深め、会員以外の医療相談も実施

　みなとみらい地区の「ウェスティンホテル横浜」内にクリニックを構える森岡さん。木材をあしらった落ち着いた空間でクライアントと密にコミュニケーションを取り、個々の意思を尊重しながら一緒に最適解を見つけたいと語ります。

　「ある方は、やりたいことを実現するためにどこに投資するかを熟考し、自分に投資するべきという考えに至り、会員になられました。当院は完全予約制のため、他の患者さんと顔を合わせることもありません。クリニックというより、サロンに立ち寄るような感じでお越しください」

　森岡さんのもとでは、会員以外にも初回30分無料の医療相談を実施。がんや、脳血管疾患、心筋梗塞などの重大疾患の再発予防、糖尿病や高血圧など生活習慣病などについて助言。治療に関するセカンドオピニオンにも応じています。

　「メールで事前にご相談したい内容をいただければ、可能な限り解決策を提示しますし、詳しく知りたい場合は有料のカウンセリングや検査も行っています。長年研究者をしていたため、検証から導き出されたエビデンスに基づき今後の方針をご案内します」

　目指すのは、継続的に関わり法律問題を解消する顧問弁護士のように、将来にわたって寄り添うドクターです。

　「付き合いがあるからお酒の量を減らせない、体に疲労が蓄積しているなど、心のどこかに不安を抱えながら、忙しい毎日を送っておられる方も多いでしょう。心身ともに健やかな“健体康心”をかなえられるよう、当方がサポートいたします」

（取材年月：2025年5月）

未病の段階からリスクを抽出し、仕事にプライベートに全力投球できるようケアするパーソナルドクター

精密検査で全身状態を把握し治療計画を提案。専門医を紹介し治療にも同行

患者の全身を管理する麻酔科で研さんを積み、留学で幅広いアプローチを学ぶ

サロンのような空間でコミュニケーションを深め、会員以外の医療相談も実施

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