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  1. 時計のお医者さん勇進堂。小さなお店ですが職人さんが仕事をしてくれるお店です
川口誠

時計修理のプロ

川口誠(かわぐちまこと)

時計工房 勇進堂

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ファッション・アクセサリー

時計のお医者さん勇進堂。小さなお店ですが職人さんが仕事をしてくれるお店です

2013年4月23日

50代/男性

長年使っている腕時計が動かなくなった。この時計は、もう成人を過ぎた息子が1歳の頃、
銀天街にあった時計屋さんで買ったものでした。
ベビーカーを揺らしながら、退屈でむずがる息子をなだめながら選んだのを覚えています。
以来、20年近く電池を替えたりベルトを交換したりしながら使っています
さすがに今回はだめかなと思いながらも、三件の時計屋さんを回った。
時計屋さんも個人の商店は今はもう少ない。
「メーカーに送ってみないと」
「古いからもう部品はないでしょう」
「これは無理、新しくした方がいいよ」
「今は安いのがたくさんあるよ」
動かなくなった時計と、もらったパンフレットをみながら、一週間ほど迷っていた私。
そんなとき、「あそこに行けばいいよ。あそこで直らないともうあきらめた方がいいよ」
と教えてくれたのはいつも行くクリーニング店のおねえさん。
お歳からするとおばちゃんだが今ではおねえさんと呼びたい。
その足で教えてくれたお店に直行。
時計の修理だけのお店でした。
商店街から一つ外れた筋に勇進堂さんをみつけ訪問。
小さな小さな町工場という形、外国のすごいのからゼンマイ仕掛けで動くような古い時計まで、
時計時計のオンパレード。
時代と使っていた人の息遣いが聞こえてきそう。
60過ぎの親方と30代の若頭のようなマッチョな二人のお兄さんが、それぞれの机に座っている。
頭に耳鼻科のお医者さんが使う額帯鏡みたいなのをつけ、無口で偏屈で頑固そう。
私の動かなくなった時計をみた若頭は、
「まぁ、あけてみんとわからんけど。修理は1万1千円くらいかかるよ。どうする?」
「お願いします」と即答の私。
2週間、その間に代わりの時計まで貸してくれた。
このお二人、仕事がめんどければめんどいほど、力が出る方のよう。
いるんだこんな人も。
さてさて、時計を預けたわたし。
安心感と一緒に、なにやら羞恥心も出てくる。
あんな古い、たぶん錆びたところもある私の時計預けちゃった。
何この気持ち。
時計と私が一体化したのかしら。
それから2週間で時計は私のところへ帰ってきた。
正確に時を刻む。
取りに行ったとき、「どうなってたの」と聞く私に、「油ぎれ、直す時期だっただけ」さらりと一言。
やられたなぁ。

勇進堂、まさにこの店にぴったりな名前。

                                         


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