毎日を元気に穏やかに過ごせるよう、アロマの力で心身を癒やすお手伝い（2/3）

カウンセリングを通じて体調などを把握し、それぞれに合わせた精油を提案

　岩波さんは安全性には十分に配慮。服用している薬や持病によっては、使える精油や手技が限られるため、初回のカウンセリングは入念に行います。場合によっては、医師の許可を取るよう伝えることもあります。
　「現状を確認した上でどこを改善したいのか、なぜケアを受けようと思ったのかなどを伺い、ご本人に合った精油を一緒に選びます」

　理想とするのは、聖母マリアのようなセラピスト。「愛情深く、どんな人でも受け入れられる器を備えて80歳まで現役でいたい」と話します。

　知見を深めるため、インド・スリランカ発祥の医学“アーユルヴェーダ”や、心理学など関心のある講座を受講。実際にサービスも受け、どのように体にアプローチし、どんなコミュニケーションを取っているのかなど、実務者が大事にしているものは何かを体感し、サロンワークに反映しています。

　読書も欠かしません。アロマテラピーや生理学、栄養学などに関する専門書の他、自己啓発書や偉人伝などから、考え方や生き方のヒントを得ます。自身の子どもが読んでいた、バレーボールを題材にした漫画では、努力することの意義を再確認し、モチベーションの維持につながったとか。
　「お客さまの心と体をケアするにあたってはさまざまな知識が必要で、一生が学びだと思っています。学びは、普段の生活の中にもあります。例えば、コンビニで店員さんが笑顔で接客してくれたら、私は笑顔でお客さまに接しているだろうかと自分を省みるのです」

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