中小企業の経営者が描く未来像へ向けて伴走支援。事業の強みを伸ばせるよう細やかに対応（2/3）

培った知見を生かして経営コンサルタントに。経験豊富な輸出入業務にも注力

　池田さんは、大手電気機器メーカーや物流サービス企業で30年以上勤め、定年退職を機に独立を決意。2020年に事務所を設立しました。
　「ビジネスマンとして長く生きてきましたが、人生も後半になり、社会に貢献したいという思いが芽生えました。自分が培ってきた知見を生かして、日本経済を支える中小企業さまのお悩みに応えるコンサルティング業に取り組むことにしました」

　会社勤めが長かったことで、クライアントから「相談しやすい」という声も届くそう。
　「企業が目指すところは基本的には一つで、業務の効率化を図って生産性を上げ、利益を得ることです。企業人として共通認識を持って共に目標に向かうので、話しやすいのかもしれませんね」
　
　在職中は貿易実務に長く携わり、海外赴任も経験した池田さん。輸出入業務のプロセス改善やコスト低減で成果を上げました。会社員時代から各種許認可の取得も手掛け、士業の中でも官公署への書類提出で専門性を発揮する行政書士の資格を取りました。

　「貿易は今後、力を入れていきたい分野です。中でも近年、日本食が注目されていて、海外に売りたい業者さまは多いのですが、進出先の国に合わせた許可や国内の許認可申請も複雑で中小企業が自社で行うのはハードルが高いんです。私が持つノウハウでしっかりとサポートしますので、ぜひお声掛けいただきたいですね」

　池田さんのキャリアを頼って、遠く広島の企業からオファーがあり、輸出関連業務を請け負ったこともあるそう。

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