有岡秀郎プロのご紹介
コーチングを通して、誰もがイキイキと働ける職場づくりを(3/3)
自衛隊やメーカーなどさまざまな組織を経験し、知見を広げる
航空自衛隊を経て、国際航空貨物会社で貿易事務に就いた有岡さん。転機は25歳のときでした。
「母を亡くし、『人生は一度きり』と胸に迫りました。人の役に立ちたいとMR(医薬情報担当者)を志したものの、なかなか道が開けず、まずは営業経験を積もうと考えました」
電子部品メーカーで、大手企業に対する法人営業に従事。企業の意思決定の流れや、社内の人間関係など、組織の仕組みを肌で感じたそう。並行して社会人大学院で経営学を学び、経営者のリーダーシップや従業員のモチベーションなど、人材育成や組織開発に興味を持ちました。
その後、人事コンサルティング会社で、企業の人事部門に対するソリューション営業に携わる中、コーチングスキルを有する上司のもとで働くことに。
「あるとき上司から『この課題を学ぶには、どうすればいい?』と問われ、『この日までにこんな方法でやります』と返しました。結局、仕事に追われ手を付けないまま期日を迎えた私に、上司は責めるでもなく『自分がやると言ったこともできないなら、誰の言うことならできるんだろうね』と一言。『まったくその通りだ』と身にしみ、自分の内にある答えを引き出せるコーチングの力を実感しました」と有岡さん。
「コーチングは、この先どう進んでいくかを決める人生の分岐点になります。自分で『まだやれる』と気付きを得られると、人はいつでも変われます。個人の成長は、組織に還元されるもの。目標達成に向けた変化を後押しします」
(取材年月:2023年4月)
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