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田岡良一

安心できる仏壇・墓石選びのプロ

田岡良一(たおかりょういち) / 仏壇アドバイザー

(株)田岡仏壇店

コラム

お墓の外柵(延石・巻石)が傾いた際の修理について

2015年9月5日 公開 / 2020年8月21日更新

テーマ:お墓について

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。


今回はお墓の外柵についてです。外柵とは、例えば先祖墓等お墓が建っている周りの石です。要は境界になる石のことです。また呼び方が延石(のべいし)と言ったり、巻石(まきいし)と言ったりします。


お墓の外柵が傾いているのでと、よくお客様からご依頼を頂ます。傾き方も様々です。


弊社で墓石の建立、外柵を作る際はがっちり固定をするため必ず金具を入れます。一度建立をされてしまいますと金具が入っているかどうかの確認は出来ないと思いますが、修理を承る際、修理をさせて頂くと金具が入っていなかったりといったケースもございます。また金具をつけていても圧力等で外れてしまうケースもございます。


原因の一つに現在お墓の立っている墓所の立地にも影響します。例えば市営墓地等の整地をされて、表面が平らな場合はあまりないのですが、山などの傾斜地などでしたら上部からの流水で地面が削られ、地面が変形することで外柵に影響を及ぼします。


今まで承りましたケースで一方の外柵が斜めに傾いていたり、間知石(外柵の下に基礎のように敷き詰める石のこと)の外柵が外れている。などなど様々です。墓所墓所のより条件が異なりますのでこれだからこうなる。とは断定できないのですが角々、また繋ぎ目に金具を入れることで完全に固定が出来ますので安心できると思います。


また長年にわたりますと上記以外の原因で外柵が外れるといったこともありますので、気づかれた時に直されるのが最善かと思います。


ご不明な点がございましたら、何なりと申し付けくださいませ。

生かさせていただいていることに、感謝です。

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