お安いスーツの経済的デメリット

長野県松本市の仕立て屋、オーダースーツSapeurです。

本日は安いスーツは結局出ていくお金が増えるという考えをお話しできたらと思います！
ここでいう安いとはポリエステル素材のみのスーツであったり、既製服のサイズを合わせることの難しいスーツの事を指しています。
あくまで、〇〇円以下が安いというような事では御座いません。10万円のスーツが安いと感じる方もいらっしゃれば、高いと感じる方もいらっしゃいます。ですので、金額は明確には表記いたしません事ご了承ください。

では何故、安いスーツは経済的にデメリットがあるのか？というお話なのですが、

私の考える1つ目の原因は、安いスーツのメンテナンスを怠ってしまうという事です。
これは少し、考え方のお話になってしまうのですが、これは私自身の実体験をもとにお話しできたらと思います。
少しわかりやすいようにTシャツを例に出してみます。
量販店で買った1,000円のTシャツと、私の大好きなストリートメゾンのTシャツ当時1万円の物。明らかに手入れ方法が違います。
洗濯機でガシガシ洗うものが前者でクリーニングで丁寧な洗濯をお願いしているのが後者。
ストリートメゾンのTシャツは日光を避けて保存し、当店でも販売している大きな厚めのハンガーで収納しています。
想像は容易だと思いますがやはり、1万円のTシャツの方がやはり長持ちもしますし、綺麗な状態で常に着ることが出来ます。
しかし1千円のTシャツはというとシーズンで何着も買ってシーズンが終われば捨ててしまう。
そう考えると実は気に入って少し高くても、メンテナンスを怠らない洋服を選ぶ方が経済的にも良いのではないでしょうか？

2つ目はスーツの生地のお話になります。
安いスーツは化繊のポリエステルが使われていることが殆どです。
ポリエステルは見た目も薄く、チープな印象になる事はもちろん熱がこもりやすく、吸湿性も低い事からカビや悪臭とは切っても切り離せません。また、メンテナンスが不要というよりも、するべきメンテナンスがあまりない為、生地が良い状態を保てるのも長くありません。
また、「まあ安かったしまた買えばいいか」という発想にもいたり、結局毎シーズン購入してしまっているお話も多く耳にします。

以上が安いスーツのデメリットになります、経済的にも負担になっていることがお判りいただけましたでしょうか？


また、服育という観点から見てもオーダースーツは感性を養い、1着に対してものすごくデザインを考える為、必要なものを必要なだけ仕立てる良い流れが生れてきます。

是非皆様も1着オーダースーツをお仕立てし、その良さを感じて頂けたらと思います。


オーダースーツSapeur
帯川大輔

長野県松本市中央1‐14‐15福井ビル1階

070‐8552‐8036

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