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安永好宏

装着型サイボーグHAL®で自立歩行支援や介護問題に取組むプロ

安永好宏(やすながよしひろ) / ロボケアセンター代表

鈴鹿ロボケアセンター株式会社

安永好宏プロのご紹介

最先端のテクノロジーで一歩前へ。装着型サイボーグHAL®が「歩きたい」をアシストします(3/3)

安永好宏 やすながよしひろ

HAL®の力を最大限に引き出す「思いやりの心」

 HAL®は物流や災害支援活動での作業負荷の低減などでも幅広く活用されており、コロナ禍では在宅でHAL®︎が利用できる個人レンタルサービスも開始しました。さらに、安永さんは学生時代に自転車競技をしていた経験から、運動パフォーマンスの向上を目指すプログラム「MTX式Neuro HALプラス」を企画。アスリートからも「脱力と力を入れるべきタイミングがわかり、好パフォーマンスにつながった」との声が寄せられ、期待の高さがうかがえます。

 多くの利用者と接する中で、安永さんには見えてきたことがあります。

 「HAL®の力を最大限に発揮させるためには〝心〟のケアが大切だと実感しています。例えば、下肢に障がいを抱えた男の子に対し、大好きなお父さんがサッカーボールを見せたことで、『蹴りたい』という思いが高まり、プログラムが前進したケースもあるんです。そうした一人一人の心と体の動きに寄り添い、粘り強く方法を提案していくことが私たちの役割。介助する家族もご本人もHAL®の体験を通して笑顔を取り戻してもらい、癒やしとなる場でありたいです」

 「開発者に必要なのは人を思いやる心」とは、HAL®の生みの親である山海教授の言葉で、安永さんをはじめ、ロボケアセンターのスタッフにはその思いが浸透していると感じます。役員となった今も「自分の存在が利用者の支えになれば。最近はもっぱら笑わせ係です(笑)」と現場主義を貫き、全国を飛び回る日々。一方で、筑波大学大学院では疾患制御医学を専攻してHAL®活用の研究に取り組み、「介護の壁となる『立ち上がり』の改善を目指したい」と努力を惜しみません。

 目標は、テクノロジーの力で介護や医療にかかる人々の負担をなくし、長く自立して自分らしく生きられる社会。「行政や医療、教育機関、地域の人たちとロボケアセンターが連携し、社会に良い循環が生まれることを願っています」

(取材年月:2021年3月)

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