「住み慣れた家で、最後まで自分らしく暮らしたい」。利用者の思いに寄り添う在宅介護サービスを提供（3/3）

一人一人のサポートの積み重ねが、「住みやすい街づくり」「地域貢献」につながると信じて

人と人が深く関わる介護の仕事。時には気難しい人や、なかなか打ち解けられない人もいるでしょう。そんな時、吉村さんが心掛けているのが、「関わることをあきらめない」姿勢です。その人の背景、性格、病気、言葉、行動…。全ての意味を考え、あきらめずに関わり続けることが、心を開いてくれるきっかけになると吉村さんは話します。

高齢化が進み、介護が必要となる高齢者が増える中で、「老老介護」や「高齢者ネグレクト」など、さまざまな問題も浮き彫りになっています。吉村さんは「ご本人はもちろん、介護するご家族も、先が見えない介護生活に辛い気持ちになることがあるかもしれません。そんな時こそ、私達介護や看護のプロの力を利用してほしい。第三者を入れることでラクになることがきっとあります」ときっぱり。

「一人一人のサポートの積み重ねが、いくつになっても住みやすい街・廿日市、ひいては地域貢献につながると信じています。これからも、利用者やご家族を精いっぱいサポートしていきたい」と話す吉村さん。
人生100年時代を迎え、最後までずっと一人で生きていくことは現実的には難しいと思います。だからこそ気軽に「話を聞いて」「手伝って」「助けて」といえる、吉村さんのような相談相手がそばにいてくれたら心強いですね。

（取材年月：2020年8月）

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