仲人による心のこもったサポートで「1年成婚」を目指す（2/3）

独自のネットワークで、地元・岐阜の人の良縁を結ぶ

　「地域密着」を掲げる三輪さんのもとには、「岐阜の人と結婚したい」という人が足を運びます。「祖母や母から受け継いできた、地元の仲人さんとのお付き合いがあるので、岐阜の人同士の間を取り持つのは得意です。『生まれ育ったこのまちが好き』という共通点があるので、自然と会話がはずみ、交際にも発展しやすいですね」

　「岐阜結婚相談所」は、「一般社団法人JBA（日本結婚相談協会）」（会員数約5万2000人、提携社含む、2021年5月時点）や「（株）TMS（全国結婚相談事業者連盟）」（会員数約4万3000万人、2021年9月時点）、「コネクトシップ」（参加企業10社以上、会員数約5万2000人、2020年7月時点）などの相談所ネットワークに加盟。インターネットを使って、各相談所の会員から希望する相手を見つけ、会員自身で申込みできます。

　相談所が合同で開催する婚活パーティーにも参加が可能で、現在はオンラインでのイベントも企画中。昔ながらの仲人による橋渡しと、現代的なサービスを活用することで、幅広い出会いの場を提供しています。

　ただ、どのような方法であっても婚活が長期に及ぶと経済的に楽ではありません。時には相手から断られるなど、精神的に落ち込むこともあります。三輪さんは、会員の負担を減らすためにも「1年成婚」を目指し、すべての会員を自身が担当。できるだけ早く良い相手と結ばれるよう、一人一人の性格に合わせて声のかけ方や提案の内容を変えています。時には「次のデートは、こんな手土産を用意してみては？」など、細かなアドバイスをすることもあるそうです。

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