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小倉和也プロのご紹介
診察するのは病気ではなく人、家族、地域。支え合いながら自分らしく暮らせる地域社会の実現を目指す(2/3)
目指したのは医者ではなく家庭医。留学先で決意
父は産婦人科医だったものの、10代の小倉さんは医師になろうとは思っていませんでした。進学先に国際基督教大学(ICU)を選び、哲学を専攻。しかし18歳の時、短期留学先のカナダで人生を決める出来事が起こります。
ボランティアで介護施設を訪れた時のこと。小倉さんは現地の医学生に知人の病気と抑うつ状態について相談し、「内科と精神科、どちらに診てもらえばいいのだろう?」と尋ねると、「それは”家庭医”だ」という答えが返ってきたのです。
「診療科を超えた診療をし、心のケアもする。さらに症状の背景にある生活の困りごと、家族や地域の問題まで扱う”家庭医”の存在を知り、衝撃を受けました。25年以上も前のことです。当時から今後、少子高齢化が進行することは分かっていましたから、これからの日本には必ず家庭医が必要になるだろうと。だから”医者”ではなく”家庭医”になると決めて、大学卒業後に医学部を再受験しました」
当時、日本では家庭医の存在はほとんど知られておらず、研修できる施設も限られていたため、小倉さんは米軍の病院でインターンシップができる琉球大学医学部に進学。さらに日本初の家庭医プログラムを始めた北海道家庭医療学センターでも研修を積みました。
ふるさと八戸市でクリニックを開業したのは平成22(2010)年のことです。少子高齢化による医療・介護需要の増加が見込まれる中、在宅医療を中心とする「地域包括ケア」が提唱され始めた頃でした。
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