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松尾淳一プロのご紹介
中小企業の経営を見直し、マネジメントとマーケティングの両面から課題を抽出(2/3)
中小企業で起こりがちな悪循環。その連鎖を断ち切るためにも仕組み化が不可欠
日本の企業の99%以上を占めると言われる中小企業。その多くは戦後に一代で築かれたケースが多く、創業者である社長の「勘」「経験」「根性」で経営されていることがほとんどだと松尾さんは言います。
「私たちはこうした状況を『KKK(勘・経験・根性)』と呼んでいます。40歳前後よりも上の世代は、まだ子どもの人数が多く、受験戦争や就職戦線など、買い手市場を生き抜いてきた人が大半です。職場で怒号が飛び交っていても通用していた時代で、たとえ社員が辞めても、その分採用すれば人員は確保できていました。ただ、これを今も続けていたらどうでしょう。瞬く間に悪評は広がり、誰も寄りつかない会社になってしまいます。そこから脱却しないといけないのです」
同社が目指すのは、社長がすべての判断を下す経営からの脱却です。一部の人しかできない仕事を見直し、誰でもできる仕組みに変えていくことで経営の効率化を図ります。それが、社長が実現したいことに近づく近道であり、そのための仕組みづくりが不可欠なのです。仕組み化が必要な領域は、「本当にたくさんある」と松尾さん。例えば、採用について見てみても、特に中小企業においてはきちんと仕組み化されている例は少ないといいます。
「とりあえずお金を払って求人を出しているだけで、新人とのコミュニケーションの取り方や育成の方法が全く仕組み化されていないことがほとんど。ある程度年数を重ねた先輩社員に任せるだけの人材育成になっていることが多いです。だから、優秀な人材ほど見切りを付けて辞めてしまう。こうした悪循環を断ち切るためにも、特にマネジメントにおける仕組みづくりに、腰を据えて取り組まないといけないのです」
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