ベトナム人を100人雇用している企業でヒアリングして勉強になった4つのポイント

こんにちは。「外国人の活躍支援」をしているKUROFUNE株式会社の倉片です。先日、愛知県にある製造メーカーさんに訪問して外国人が活躍するためにどのようなことをしているのかヒアリングを行ってきました。



その会社では延べ100人ほどベトナム人を雇用しています。そのうち9割近くが技能実習生であり、1割くらいがエンジニアを採用している会社です。技能実習生の方もエンジニアの方もモチベーション高く働いているそうです。


採用した外国人の方がモチベーション高く働き、そして社内で活躍していくためには次の4つが必要だと話していました。
①評価制度を整えること
②会社についてのストーリーを伝えること
③気軽に相談できる体制を整えること
④提案の芽を潰さないこと（エンジニア）

①評価制度を整えること

これは非常に大事なことです。
前にも記事で書きましたがベトナム人は評価されることを非常に好む傾向があります。
日本人とベトナム人は働き方が全く違う？！

特に大衆の前で褒めることはとても効果があり、モチベーションが上がることがいろんな企業から報告を受けております。仕事に関しては日本人と同様に評価することが大切ですが、日本語に関しても評価基準に入れることで、日本語を覚えようとするインセンティブになります。

また日本人の評価基準の中に、「外国人のマネジメントをすること」を入れたことでコミュニケーションが円滑になった例も聞いています。役職を上げるには必須項目にすることで、いやが応にもマネジメントについて対応していかなければならなくなります。

②会社についてのストーリーを伝えること

外国の方、特に技能実習生に関しては会社の概要についてあまり把握していないこともあります。私たち日本人も事業については把握していても、会社の創業秘話などは知らないことがありますよね。

外国人にとってもモチベーションが上がるのは、働いている会社に対して誇りを持つことができている時です。そのため、会社の創業秘話や事業拡大の歴史、あるいはこれからのビジョンをしっかり伝えることで、会社へのコミット力を上げることができると思います。

ヒアリングを行った会社でも定期的に社長から直々にメッセージを伝える機会が多く、ベトナム人の方も必ず参加しているとのことです。

③気軽に相談できる体制を整えること

外国人の方が不満を抱えるのは、仕事に対するものだけではありません。生活に関しても不満を抱えているケースが多くあります。しかし経営者や人事がすべての外国人の悩みを把握することは難しいと思います。

そこで大事になってくるのは上司や同僚の役割です。仕事だけでなく生活についても何か困っていることがあるのかアンテナを張っておく必要があります。

その時も単に飲みにいくという「飲みニケーション」が大事なのではなく、日頃からいかにコミュニケーションをとっているかが大事になります。ヒアリングを行った会社では、上司や同僚が必ず毎日コミュニケーションをとるといったようなことをしています。

④提案の芽を潰さないこと（エンジニア）

エンジニア（技術・人文知識・国際業務ビザ）の方はスキルも高く、また日本語も話せる方も多いため、エンジニアが一定数いる企業ではこちらが大事になります。

ヒアリングを行った会社では、日本人ではなかなか現場の改善提案が出てこないとのことですが、ベトナム人のエンジニアの方は日頃から上長や社長などに改善提案をしています。非常に優秀な方が多いと話されていました。

このように外国人でも積極的に改善提案するようになるには、改善提案を受け入れる風土、そして改善提案を実現する実行力が必要になります。上長の方の推進力が大事になってきます。

逆に改善提案絵をしても、それを聞き入れなかったり、実現しなかったりするとモチベーションが下がってしまい、離職に繋がってしまいます。優秀なエンジニアが社内で活躍するためには必要な条件とも言えます。





いかがでしたでしょうか？
KUROFUNE株式会社は外国人の採用についてはもちろんのこと、その方が入社した後にどのように活躍していくかを一緒に考えております。もしご相談したいことがありましたら遠慮なくご連絡ください。
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