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佐藤博子

マナーと話術で魅力を磨くコミュニケーション術のプロ

佐藤博子(さとうひろこ)

ムーンアンドスター パートナーズ

コラム

異文化の尊重

マナー

2013年6月9日 / 2013年6月10日更新

日本では常識的なことでも、世界では小さな非常識に映ることがあります。

前回もお話しましたが、食事の仕方もそのひとつ。

世界の人口の30%の「箸食」人口ですが、意外なことに、箸のみで食事をしているのは日本だけです。日本以外の箸食の国々では、箸と一緒に蓮華や匙、ナイフなどを併用しています。世界で日本だけが「完全箸食文化」の国。その理由として、日本のご飯は粘り気があるため、スプーンだとくっついて食べにくかったためと言われています。
また、食器を手に持って食べてよいのも和食だけです。もともと日本の食事が、テーブルではなく、畳の上で戴くお膳料理だったからかもしれません。和食以外では、食器を手に持ったり、お皿を持ち上げて食べることはありません。

昨日、食事をした中国料理店でこんなことがありました。

お食事の最後の方で冷たい麺が出てきました。受け皿に添えられていた蓮華の向きが、左側に柄の部分、右側がスプーン部分になっていたので、一瞬、逆?と思いましたが、戴く時になって、それはお店の方の心遣いだということに気が付きました。
左手に蓮華を持ち、右手の箸で挟んだ麺を蓮華で受けながら、器を持ち上げずに食べることを考えて、すぐに左手に取りやすい向きにセットされていたのです。
ちなみに、その後に出された杏仁豆腐用のスプーンの向きは、麺の時とは逆で、右側に柄の部分がくるように、いつもよく目にする向きに添えられていました。
お店側の細やかな心遣いに感激し、気持ちのいい時間を過ごすことができました。

食器を手に持って食べるのが良しとされる日本と、お皿を持ち上げたり、勝手に動かしたりしないのがマナーとされるその他の国々・・・

食事に限ったことではなく、
文化の違いによって、
日本では常識的なことが、海外ではマナー違反や非常識なことに映ることがあります。

そういった場合は、

「郷に入っては郷に従え」

周りの方々の心遣いに感謝し、できるだけ、その国や国の文化に合わせて振舞うことがマナー(異文化の尊重)であり、より心地よい時間を過ごせそうです。

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