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小山恒二

ハイセンスな映像と広告媒体を駆使した宣伝プロデュースのプロ

小山恒二(こやまこうじ)

HanaCinema株式会社

コラム

ドラマレビュー「会社は学校じゃねぇんだよ」#7 忍び寄る崩壊の足音…

映画レビュー

2018年6月4日 / 2018年8月7日更新



こんばんは。
宣伝広告プロデューサーの小山です。

前回、AbemaTV開局2周年記念のオリジナルドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ」を1話〜5話まで見て、ここ10年で最も面白いドラマとレビューさせていただきましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
まだ、見ていない方は、ぜひご覧いただければと思います。

第6話に続き、第7話も配信されましたよ。

ドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ」#7 忍び寄る崩壊の足音…




率直な感想。見終わってあまり面白くなかったですね。
次回最終回なのにワクワク感が足りません。
華子の死後のドラマがあって前半はよかったですが、後半はちょっと物足りなかったですね。その理由は後で書くとして、華子死なすには早過ぎたかなぁと思います。最終回前だけにちょっと残念な回でしたね。


あらすじはこんな感じ。

華子の葬式で、チームの気持ちがバラバラになる。あくまでも冷静な哲平と堀田。哲平の片腕である火高が「お前がインフルエンサー事業を売らなかったら華子は死ななかった」と、殴り掛かってしまう。葬儀の帰り、哲平は信頼している社員である翔太に「哲平さんも泣かないんですね」と、寂しそうに言われてしまう。しかし、堀田も哲平も悲しみにうちひしがれていた。泣きながらビットラブのプログラム作り続ける堀田。そして、華子の写真を見て泣き崩れる哲平。華子がいない今、インフルエンサー事業売却と、新事業ビットラブはどうなってしまうのか…

この7話では、チームが塵尻になる過渡期が描かれています。そして、死んだ華子が、自分達の会社サイファークリエイションをどう思っていたのか、自分はどう生きようととしていたのかが語られる事になります。ここまでは、非常にいいドラマです。

私も、これを見ながらスマホ片手に泣きましたから。
映像も演出も演技も全て良かったです。
「会社は学校じゃねぇんだよ」らしいシーンだなって思いました。


 — 映像に“らしさ”の特徴がある —


しかし、ここからが残念。

ネタバレになってしまいますが、死んだはずの華子のメッセージによって、ビットラブの開発に加速が付き一気にリリースします。この加速がついた映像編集も、これまた「会社は学校じゃねぇんだよ」らしいシーンだなって秀逸なのですが、哲平のセリフや雰囲気が華子死んだ感がない。なんか “華子死ぬ前に撮影したシーン” のように見えてしまう。映像はテンポがいいのだが、会議の内容が軽く聞こえて、それほどリアリティーない。また、途中でリアルなインフルエンサーが出てきちゃいます。ここ、ちょっとテンポ悪いです。恐らく、最終回も絡んでくる伏線なのでしょうが、ちょっとリアルを出したがために、ビットラブのインターフェイスや操作感がそれほどリアリティーを感じさせてない。したがって、ギャップが生じて嘘くさいドラマに見えてしまう。ビットラブのVRの部分は「おっ!」って思いましたけどねぇ。。

そんなこんなんで、ビットラブをリリースする訳だが、火高と哲平が離れることになる重要なシーン。

これも「会社は学校じゃねぇんだよ」らしいシーンなんですが、甘かったかな。火高の決め台詞と、社長になった哲平の雰囲気がどうもチグハグに見えるんです。チグハグだから別れることになるんでしょうが…。ちょっとその関係が大根役者みたいに見えてしまうところが残念。多分、これは演出が悪いのかな??本かな??編集かな??そのため、別れの大堂演出が、あまり効いていないような気がします。それ故に、その後のシーンに感情移入できない。火高が辞めた感じがしない。

そこから、大手ライバルにある虎屋が、サイファークリエイション買収の鍵を手にする事になるんですが、火高に気付かせるのが早いし、既に火高が退職しているし。。ドラマの展開が急ぎ過ぎですね。ストーリーは分かるけど、全く感情移入ができない。火高は会社に無くてはならない人物なのですから、もう少し丁寧に描いてよかったと思いますね。

「退職している火高」ではなくて、
「退職していく火高」そして「忍び寄る陰謀」「残った哲平と堀田」

と、この回を締めれれば、まだ良かったんですけどね。「どーなるんだろう?」というワクワク感は作れたと思います。もっと言うと、「堀田のハナをもっと高く強調するシーン」でも加えれば、“ 哲平と火高 ” と“ 哲平と堀田 ” の対比になり、それだけで会社が様変わりした雰囲気も作れたんじゃないかとも思います。

まあ、一番は展開の急ぎ過ぎが問題でしょうね。テレビドラマじゃないんだから、あと一話伸ばしてでも「新ヒロイン」を作ったり「哲平がそこまでしてでも、なぜ21世紀を代表する会社」を作りたいのかを匂わせても良かったし、ドラマにもうひとアクセントの強弱や最終回に夢に向かっていく哲平の裏付けが欲しかったです。まあ、予算やスケジュール等の都合もあるんでしょうが。これまで、せっかく良い本だっただけに最終回に弾みを付けられない失速感を残念に思います。上手く行けば、平成を代表するネットドラマになったかもしれないのになぁ。

最終回に何が起きるのかも何となく見える気がしますしね。
やっぱり助けますよね。沢辺は。
もしくは、その逆で哲平は虎屋か沢辺を飲み込もうとしますよね。

と、それは見てのお楽しみですが、今回はべた褒めとなりませんでした。
ともあれ、次が最終回です。
あっと、目を見張る驚く結末になるといいですね。

ドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ」#7 忍び寄る崩壊の足音… 冒頭7分




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