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小山恒二

ハイセンスな映像と広告媒体を駆使した宣伝プロデュースのプロ

小山恒二(こやまこうじ)

HanaCinema株式会社

コラム

映画レビュー「ゲット・アウト」

映画レビュー

2018年3月11日 / 2018年8月7日更新



こんにちは。インパクトが強いパンフレット表紙ですよね(笑)
宣伝広告プロデューサーの小山です。

何だかここ数年は米沢にいながらも
世界が揺れているのを感じられるようになってきましたね。

これが、国際化なのか情報化社会だからなのか
戦後日本が国としてのモデルが寿命になりつつあるからなのか。

そんなことを、日々感じています。

さて、私は映画は映画館でみるものという固定概念があるため
月に一回は映画館で映画を見る事にしています。
まあ、映画館で見る映画が好きなんですね。

私が住んでいる米沢には、映画館はシネコンが一軒しかなく、見たいと思える映画をほとんど選べないのですが、ここ最近の邦画やアニメに飽きがきた感があったので、久々に英語の映画が見たくなって、洋画を鑑賞しました。

せっかくなのでレビューしてみたいと思います。

映画 ゲット・アウト




見た映画は、昨年アメリカで最も稼いだ映画と言われている「ゲット・アウト」です。
ジャンルは、ミステリー・ホラーです。

私は、ホラーが嫌いなんです。
幼い頃に見た「死霊のはらわた」という映画で、完全にトラウマになったからです(笑)

ということで、ホラーは大の苦手なんですが、この映画は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「パラノーマル・アクティビティ」のようなひたすら恐いホラー映画ではなく、社会派なミステリーホラーなので、むしろ大好物なんです。洋画では、ホラージャンルにミステリーホラーも含まれているので、ただただ恐いホラー映画は苦手という方でも見れる映画だと思いますよ。面白いかどうはさておき。

人間社会ってなんだろうと考えさせられる作品ですね。
やはり人間は人種の壁を越えることはできないんでしょうかね。
そんな、作品です。

こう書いてしまうと、難しい映画みたいですが、感じ方は人それぞれでしょう。

ストーリーは非常に単純です。黒人男性が、白人女性である彼女の親に会うために実家にいったら、どうも不安というより不穏な気がします。その親や使用人が「何か変で、おかしい」って話です。

ジャンルがジャンルだけに、ちょっとビックリしたり恐い雰囲気は終始漂っています。
その点、技術的にも役者や演出家の演出力の高さを感じさせてくれます。



脚本・監督・製作は、ジョーダン・ピール。アメリカのコメディアンです。コメディアンがミステリーホラーの作品を作るってのも面白いですね。彼は、アフリカ系アメリカ人。いわゆる黒人なのですが、だからこそ作れる作品だなって思えました。

この映画は人種差別というよりも人種による欲深さを題材にした、アメリカの闇をフィクション化した作品だと思えました。そして、催眠をオカルト的なツールとして取り入れて、何とも世界的にも政治的にも深いメッセージを含んでいるような気がします。

作品中でも、「オバマに3期目があったなら投票した」といったセリフがありましたが、オバマ前大統領であっても、トランプ現大統領であっても、この映画はこの世に登場すべくでてきた作品だと思います。ただ、トランプ政権であるがために、皮肉にも人種蔑視な部分が過剰に色濃くみえてしまいます。詳しい方によれば、トランプ政権になったために、ラストシーンが変えられたらしいです。

アメリカという国は、黒人差別に関して非常に敏感になる周期がある気がします。それが、政権に左右されるものなのか、年数による周期なのかわかりませんが、この手の人種問題はアメリカからは無くならないテーマなのではないか。そう思います。

映画「ゲット・アウト」は、アメリカ建国から続くこの問題に、アメリカ社会の深い闇を見せてくれているような作品です。

こういった表現をコメディアンが映画でできるということが、ある意味アメリカの幅の広さと底深さを感じます。日本の芸人さんにはできなそうにないですね。

と、私も感じたことを含みを持ってレビューしてみましたが、この映画はハリウッドのエンターテインメントではなく、現代社会や人間世界にリンクするような面白い社会派ミステリーです。邦画を見慣れている方は、決して面白くないでしょう。

劇場には、私含めてたった4人しか入っていませんでしたから。
ただし、それは日本だから…。私はそう思います。

映画「ゲット・アウト」予告編



映画「ゲット・アウト」冒頭映像



映画評論家の町山智浩さんの解説



ご興味ある方は、ぜひご覧になってみてください。

どーもどーも。


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http://hanacinema.com/

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