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小山恒二

ハイセンスな映像と広告媒体を駆使した宣伝プロデュースのプロ

小山恒二(こやまこうじ)

HanaCinema株式会社

コラム

映画レビュー「カメラを止めるな!」

2018年11月16日 公開 / 2019年2月14日更新

テーマ:映画レビュー

カメラを止めるな!パンフレット

こんばんは。
映画好きの宣伝広告プロデューサーの小山です。

さて、遅ればせながら話題の映画をようやく見て来られました。
率直な感想はとても面白かったです。久々に映画館で声を出して笑いました。見終わって5日以上たちますが、いまだにワクワクしています。早くレビューを書きたくてうずうずした映画は久しぶりでしたが、面白過ぎて、何をどう伝えて良いのか迷うぐらいで、レビューが遅くなってしまいました!

もっと、率直にお伝えすると、このレビューを読む時間があったら、早くこの映画を映画館に見に行った方がいいと思います。それぐらいの映画です。

今回のレビューは、あの今年No1ヒット映画!
パンフレットもめちゃくちゃ面白かったので、ようやくレビュー書いちゃいます!

映画「カメラを止めるな!」

カメラを止めるな!パンフレット
この映画はヤバいです。
ヤバさの度合いは「君の名は」に充分匹敵する作品です。

面白さは、なんと言っても物語の優れた構成とギャップ、映画だからこその目を離せない現場感にあります。私は、いままでこんな構成の映画を見たことがありません。きっといままでの映画には無かった構成と物語構造だと思います。だから、一流の映画関係者や制作者たちを魅了したのではないでしょうか?

キャッチフレーズに「この映画は2度始まる」とありますが、まさにその通りです。

したがって、あらすじを書くのが非常に困難です。なんせ2度始まりますから。
一応、レビューでは毎回、私なりにあらすじを書いているのでチャレンジしてみますが、あまり参考にならないと思います。ちゃんと書くとネタバレになってしまいますから、どうしてもつまらないあらすじになってしまいますね。汗

あらすじはこんな感じ。

『ゾンビ映画の撮影現場でそれは起こった。監督のこだわりが爆発し、リアリティーを追求するがあまりに何テイクも重なって時間が過ぎていく。キャスト・スタッフの気持ちが全く纏まらない現場。そこは、その昔日本軍が人体実験に使用していた施設跡だった。頭を冷やしに外に出たスタッフたち。施設の中で、何か不穏な雰囲気を察知しているキャストたち。そして、外から戻って来たスタッフはゾンビになって帰って来た。そう、監督がアレをやってしまったのだった。本物のゾンビ相手にリアリティーある本物のゾンビ映画撮影がスタートした。襲いかかるゾンビスタッフたち。逃げ惑うキャストたち。興奮する監督。撮影現場が血塗られていく。その現場と、クランクインに至るまでからクランクアップするまでのドタバタな舞台裏の物語。』

お伝えする才能が無くてすみません。これしか書けません。
あとは映画館で見てください。
ちなみに、この映画は映画館で見ないと面白さ半減すると思います。
一時停止できない映画館のロケーションに非常にマッチした物語です。
なんせタイトルが「カメラを止めるな!」ですから。

少し、構成をネタバレしますが、前半37分ワンカットです。
37分間ワンカット。映画史上こんな映画があるんでしょうかね。笑

むしろ、37分間どんなにつまらなくても見せられることになります。
制作者ぐらいになれば、作り方を考えながら何とか見れるでしょうが、37分ワンカットって普通の人は見ているのが辛いと思いますよ。笑

カメラを止めるな!パンフレット
ただ、この37分間を見なくては、残りの物語が面白くないんです。
だって、物語の構造上、ここがキモになる37分間の本気のフリになっているんですから。
これが、この映画の面白さです。

そして、その37分間のスタッフとキャストの纏まらなさと、終盤のスタッフとキャストの纏まった奮闘劇のギャップがあり、見ていてワクワク、ドキドキしてくるんです。この脚本を書いたのは業界ノーマークの無名の映画監督上田慎一郎氏ですが、このギャップを初めから想定して書いていたとしたら相当凄腕の脚本家で演出家だと思います。それだけ、物語構成が緻密なんです。「そりゃ、分かっていてもウケるわ」って感じですね。何度でも見たくなる作品です。

カメラを止めるな!パンフレット
パンフレットには、一流の映画制作者や映像作家がコメントを残していますが、皆が皆、大絶賛です。

この上田監督。ただ者では無い。

カメラを止めるな!パンフレット
そして、もうひとつの面白さの要因として、現場感と登場人物のキャラクターがデラやばいです。ほぼ全員、無名の俳優です。その俳優陣が登場人物に命を吹き込むセリフと動きと間。素晴らしい。その荒削りのキャラクターが躍動する現場感。爽快そのものリアリティーがあります。登場人物がスクリーン上で生きている。現場はまさにそこにある。

もしも、これがただの学生映画で、学内だけで上映する映画であればもしかしたら日の目を浴びることがなかったかもしれない。世界に羽ばたき映画祭を席巻し、劇場公開となったからこそ輝きが一層輝いたと思います。それを確信して、歩みをとめずに遠くへ走った監督・スタッフ・キャストを含めて、製作陣の方々にも頭が下がります。見るべき人の目にしっかり届け、そして、魅せた素晴らしい作品です。

映画に携わったひとりひとりが輝いた映画。

それが、カメラを止めるな!です。
輝くのは、監督とキャストだけじゃない。
全員が輝いてこそ、最高の作品が完成する。

パンフレットには脚本がついています。面白いです。
脚本以上に映像は面白いです。
企画を超える映像演出。映像もとい映画だからできる面白さ。

ぜひ、劇場で「カメラを止めるな!」をご覧ください。

映画「カメラを止めるな!」予告編



公式サイト
http://kametome.net/

ちなみに、私はこの映画を劇場で一人で見ました。
そう、私ひとりきり。レイトショー貸切状態。
公開から半年近くたったからこそまだ公開している劇場があるなら、そんな贅沢ができるかもしれません。

ひとりで思いっきり笑えます。笑

どーもどーも。


【追記】映画は誰かと見に行きたいという方は、HanaCinemaが主催する#米沢映画部のメンバーと一緒に映画に見に行きましょう。ご興味あれば、ぜひ、お問い合わせくださいね。LINEグルーブにご招待いたします。

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http://hanacinema.com/

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