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コラム

あるシニアネットユーザーについて

2022年7月1日

コラムカテゴリ:ビジネス

 今回は梅雨時に少しさっぱりするような一人のおばあさんの話からしたいと思います。
 おばあさんの名は大崎博子さん、東京都在住の89歳、特別の経験があるわけではないのだが情報機器を上手に使いこなしそのツイッターへのツイートは日常を綴ったものが主だがファンは多くフォロワーは2022年6月現在で15.8万人だそうです。報道などによると適度に趣味をたしなみながら、あまり熱くならず軽やかに人生を楽しんでいる様子が伺えます。大崎さんがノートパソコンを使い始めたのは78歳のとき、国際電話で連絡を取っていたロンドンにいる一人娘から「パソコンを使えば(通話料が)無料になるから」と言われ、2010年12月にノートパソコンを購入し特典により年9800円で受講できるパソコン教室に通い、電源の入れ方や絵文字の使い方から勉強したそうです。少し上達した11年3月、娘から勧めらツイッターを始めました、ツイッターが本格的になったのは東日本大震災がきっかけとのこと。心掛けているのは人を傷つけないことだそうです。そのようなシニアの過激でも何でもないツイートが人気を得るのは、まだまだこの国のネット社会も捨てたものじゃないなと思わせてくれます。
 大崎さんのようにネット社会を軽やかに楽しめるシニアが多いとよいのですが実際は中々そうはいかないようです。2021年版「情報通信白書」によると、18歳以上の3000人を対象にしたスマホやタブレットなどの情報機器の利用状況調査で、18~29歳の96.9%が「よく利用している」と回答したのに対し、70歳以上は4人に1人に満たない24.3%にとどまり、「ときどき」を含めても40.8%にすぎないそうです。一方で22年版「高齢社会白書」によると、全国の60歳以上4000人を対象としたアンケート調査のうち、65歳以上(2049人)の回答を分析したところ、「パソコンの電子メールで家族・友人などと連絡をとる」「インターネットで情報を集めたり、ショッピングをする」「SNSを利用する」と答えた人の30%超が、生きがいを「十分感じている」とし、「多少」を合わせた回答は80%を超えているのに対し、こうした情報機器を使わない人の40.4%が生きがいを「あまり感じていない」か「まったく感じていない」と回答し、「十分感じている」と答えたのは10.3%にとどまっているということです。
 超高齢化社会に突入しつつある現在、ネットで世界が広がるという喜びを与えることでビジネスチャンスを作るという点でこのシニア層のマスをほっておく手はないでしょう。ネット社会への導引ステップに始まりネット社会をシニア層が享受するために様々なビジネスが生まれそうです。是非やる気のある方の参入を期待いたします。そしてそれによってシニア層まで含め皆が暮らしよくて楽しい社会になれば良いと思っております。

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古瀬一幸

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