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古瀬一幸

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古瀬一幸(ふるせかずゆき) / 行政書士

古瀬行政書士事務所

コラム

民法(相続法)改正について (その5) 遺留分

2020年1月27日

テーマ:相続法改正について

コラムカテゴリ:法律関連

 今回の法改正で変化した点の一つとして遺留分の取り扱いがあります。
 旧法においては、遺留分減殺請求権を行使すると減殺請求の対象となった目的物の所有権が遺留分権利者に戻りました。つまり物権的効力があった訳ですが、新法における遺留分侵害額請求権は金銭債権になりました。旧法の遺留分減殺請求の場合だと、遺産分割は家庭裁判所で、遺留分減殺請求権の行使の結果に基づく種有権移転登記手続き等の訴訟は地方裁判所で行われる不都合があり、また遺留分減殺請求により財産の共有状態が発生することが多くあり共有物分割をめぐる紛争が生じることがありました。新法では金銭債権とすることでこれらの問題を避けた形になります。ただし実務上遺留分権利者の範囲については変更はありません。請求が金銭請求のみとなることが一番大きな変化です。
今回はこの辺で。

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