職人とメンテナンスアドバイザーがタッグを組んでサポートします（2/3）

塗装プラスアルファのご提案

気さくで誠実な人柄の遠藤さんは、営業畑から塗装業界に転身しました。大学卒業後、JAで金融業務に携わり、その後、生命保険会社で保険営業、建築会社でリフォーム営業を経験しました。

「創業者の父は私に『会社を継ぐ必要はない。好きなことをしろ』と言っていました。しかし私は、父が職人として守ってきた遠藤塗装を、さらに大きく発展させたいと思っていました。私は頼れるアドバイザーとして、職人とお客さまの間をつなぐ存在になりたいと思っています。かつての塗装工事は、職人主導。お客さまは『職人さんに全てお任せするから』とおっしゃるだけ。もちろん確かな技術で、満足していただける施工をしてきたと胸を張って言えますが、商品が多様化している昨今、お客さまが何を望んでいるのかをしっかりと聞き取り、納得していただいた上で施工につなげていくことができる塗装店を目指したい、と思ったのです」。

現在、遠藤さんはハウスメンテナンスにも力を入れています。県内初となる雨漏り診断士の資格も取得。常に壁や屋根に向き合う塗装業ならではの着眼点で、家を守っていきたいと考えています。
「雨漏りは厄介なもので、何が原因なのか、どのように防いだらいいのかを突き止めるのがとても難しいのです。雨漏り診断士に加えて、赤外線建物診断技能師の資格も取得したので、今後は機械を導入して、診断業務も進めていく予定です」

雨漏り対策のほか、窓ガラスへのフィルム施工もお勧めしたい、とのこと。窓ガラスに特殊なフィルムを貼ることで、窓が割れにくくなり、防犯はもちろん、大きな地震の際に起こる窓割れも防ぐことができます。断熱効果もあるので、省エネにもつながります。
「事前の対策で災害から大切な財産をいかに守るか。塗装だけでなく、住宅の総合メンテナンスという観点でご要望に応えてまいります」

＜次ページへ続く＞

【次ページ】先代からのたすきを未来へつなぐ

次のページへ