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松井基浩

良質な空気環境をつくり出す建築の専門家

松井基浩(まついもとひろ)

株式会社創和建設

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コラム

シックハウス症候群に有効な機能性塗料「ヘルスコート」とは?

2016年11月20日

テーマ:シックハウス症候群

気密性が高くなった現代の住宅で問題になっているのが、建材に使われている化学物質と湿気によるカビやダニの発生です。これらが原因になって、シックハウス症候群が起こり、建築基準法の改正に至っています。

ところが、シックハウス症候群をなくすことができず、効果的な改善方法が求められています。そこで注目されるのが、木炭の脱臭・吸湿の性質です。

「ヘルスコート」は、木炭を液状化して建物の内装に使用する多機能性塗料です。「ヘルスコート」を壁や天井に塗ることで、化学物質や過剰な湿気を低減することができます。

シックハウス症候群とは無縁の健康によい住宅環境とは

家の中の空気がきれいな状態であれば、毎日を健康的で心地よく過ごせます。反対に、空気中に化学物質が発散していたり、カビの胞子やダニ由来のちりが漂っていたりするようであれば、シックハウス症候群を発症するなど健康被害が出てしまいます。

建築基準法の改正によって、2003年以降の建築物は、建材の化学物質が厳しく制限され、24時間換気の設備を義務付けられています。ところが、シックハウス症候群をなくすことはいまだにできていない状態です。

化学物質を全く使わないで家を建てることは難しく、家の中の空気を毎日完全に換気することもなかなか難しいことです。高温多湿の日本の気候のもとでは、家の湿気も問題です。このような理由で、シックハウス症候群とは無縁の住宅にする効果的な方法が求められています。

機能性塗料「ヘルスコート」の成分は体に優しい自然由来

家の中の環境を改善するための方法には、機能性塗料「ヘルスコート」の使用をおすすめします。

「ヘルスコート」は木炭を液状化し、家の壁に塗ることで化学物質の吸着や湿度の調節といった木炭の持つ特性を家の中で活かすことができます。

木炭は、昔から燃料として使われてきましたが、現代では、脱臭や吸湿を目的とした製品にも使用されています。

木炭は、化学物質を吸着することでも知られています。一時期、木炭そのものを部屋に置くのがはやりましたが、部屋中に置いたところで固形の木炭の吸着力には限界があります。

そこで、木炭の特性を効率的に生かすために、専門の技術によって木炭の液状化に成功したのが「ヘルスコート」です。天然の木炭を材料とした「ヘルスコート」を室内の壁や天井に塗ることで、化学物質や湿気の軽減に貢献し健やかな住宅環境の実現を目指します。

体に優しく生活に有効な「ヘルスコート」のすぐれた機能

「ヘルスコート」に用いるのは広葉樹の樫です。炭は原材料や低温炭、中温炭、高温炭と焼きあげる温度によりその性質に違いが出てきます。

炭は、物質的吸着と化学的吸着の吸着力があり、物質的吸着でガスや有機酸、化学的吸着でイオン上の物質を吸着します。低温で処理した炭は化学的吸着性が高く、高温で処理した炭は物理的吸着性が高くなります。

低温炭はアンモニア、中温炭はホルムアルデヒドに有効に働くなど、さまざまな性能を持つ炭をブレンドしたものがヘルスコートで、通電性、通気性、吸湿性、密着性、耐水性なども備えています。

通電性においては、部屋の中の化学物質の分解に役立ったり、電磁波を低減することが期待できます。通気性・吸湿性では、余分な湿気を吸着しながらも空気は流通させることができます。さらに、「ヘルスコート」を塗った上にクロスを貼ることもでき、貼り替えてもはがれません。水に濡れてもまわりを汚すなど、部屋のインテリアを損なう心配はありません。

さらに、家の中の湿気に対しては、多い場合は水分を吸収し、少ない場合は水分を放出して室内の湿度を一定に保ちます。タバコなど部屋のニオイや化学物質を吸着して空気の清浄化を目指します。

また、ぜんそく、アトピーを引き起こすと言われている、プラスイオンを引き付けるのがヘルスコートの特徴です。

壁や天井にヘルスコートを塗ることで有害なプラスイオンを引き付け、マイナスイオンが優位の環境にしていきます(本来のプラスイオン優位の環境から、その割合を変える)。マイナスイオン優位の環境に長い時間いることで、免疫力の向上を目指すことができます。
こういった理由から、ヘルスコートは体に優しい環境づくりに貢献します。

「ヘルスコート」はどうしてシックハウス症候群に有効なのか

木炭の機能を生かした「ヘルスコート」は天然素材で、化学物質や湿気を吸着するなどの特性により、部屋の空気の清浄化を目指します。シックハウス症候群の原因物質をおさえる効果を期待できるという点でも、「ヘルスコート」はおすすめです。

また「ヘルスコート」は、通気性のある特殊な樹脂の開発によって、ミクロン単位の細かい木炭粒を液状化することに成功しました。天然素材を高い技術で多機能性塗料に仕上げていますので、シックハウス症候群の対策に使用することができます。

シックハウス症候群予防のために新築の際に壁や天井に使用したり、すでに症状に悩んでいる方がリフォームなどで使用することもできます。「ヘルスコート」は、手軽に取り入れられるシックハウス症候群対策として期待されています。

「ヘルスコート」を使用した時のVOC(揮発性有機化合物)除去の実験結果

VOC(揮発性有機化合物)は、シックハウス症候群の原因になる化学物質のことです。

まずは「ヘルスコート」自体の安全性ですが、「ヘルスコート」の固形物を一定量取り、加熱して発生する物質を調べたところ、VOCの発生は確認されませんでした。

「ヘルスコート」が、VOCであるホルムアルデヒドとトルエンをどの程度吸着させることができるかの実験では、VOCを高濃度に保った空気から約80%もVOCを減らすことができました。

「ヘルスコート」は、吸着したVOCを酸化・還元力で分解することで、飽和状態にならずに吸着効果が持続することがわかりました。

また、吸湿・放湿の実験では、「ヘルスコート」を塗った材料の1日の重量変化で水分吸収量を調べました。その結果、実験室の湿度の変化によって水分吸収量が異なり、吸湿・放湿を繰り返すことがわかりました。

住宅の建築時「ヘルスコート」は実際にどう使われるのか

「ヘルスコート」は、壁や天井に塗る塗料で内装仕上げに使われる建材です。仕上げの工法には、クロスを貼る場合と「ヘルスコート」だけの場合があります。

クロスを貼る場合は、下地に「ヘルスコート」を塗ってから、繊維系・紙系などの通気性のあるクロスを用います。この場合は、でんぷんのりなどの自然系の接着剤を使います。

数年たって貼り替える場合、「ヘルスコート」を塗り直す必要はなく、そのまま新しいクロスを貼ることができます。なお、通気性のないビニールクロスは使用できません。

また、「ヘルスコート」を塗った上に通気性をもたせたアクリル系の水性カラーでお好みに合った色に仕上げることもできます。土の風合いを好まれる方には、天然素材の粘土塗料で仕上げることもできます。

「ヘルスコート」だけを使うときは、木炭の色である黒いマットな色調を生かしてシックな部屋に仕上げることができます。

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松井基浩

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