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釈永聡プロのご紹介
伝統と進化の両立を大切に、瓦の美しさや文化を伝えていきたい(3/3)
未来へと続く黒瓦の輝き
釈永さんが一番愛しているのは富山伝統の黒瓦。近年印象的だったのが、この黒瓦に甍棟、雪割り冠を施した仕事です。どっしりと重厚感のある和の建築に美しい意匠が映えました。一方、住宅の洋風化に合わせてフラットの形状や、南欧、地中海などをイメージさせる斬新なカラーの瓦の需要に対応しています。また、防災意識が高まるなか、台風や地震でもめくれにくく、ずれ落ちにくい防災瓦の普及にも注力しています。釈永さんは顧客の要望を聞きながら提案していきます。
「防災瓦には角に“ツメ”という出っ張りがあり、斜め方向にある瓦と瓦のツメがかみ合う設計です。時代の変化に合わせ、新しい施工法や新しい材料なども取り入れています。伝統技術を継承しながら、新しいことにどんどんチャレンジしていかなくてはいけないと思います。伝統と進化、その両立が大切。お客様に満足してもらえるように頑張っていきたいですね」
釈永さんは、瓦葺きの作業風景や、各地で出会った瓦屋根、鬼瓦などを撮影し、自社HPやブログで発信。タブレット端末などで施工の説明をしたり、写真を見せられるようにしています。
仕事柄天候の変化に常に気を付けているため、空や雲、太陽の光の一瞬の表情、自然の見せる美しさも写真に収めるようになりました。写真コンテストで受賞し、写真展を開くほどの腕前です。
「屋根の最上部は、人がなかなか上がれず、見られないところ。だからこそ丁寧に仕事をしなければなりません。撮った写真をお客様に見ていただき、仕上がりを確認してもらいます。
私は、重厚な黒瓦が好きですね。黒瓦の需要が減るなか、新築住宅やリフォームにどうしたら黒瓦が似合うかを考えていきたい。また、瓦の文化や美しさ、魅力を多くの人に伝えていきたいと思っています」
(取材年月:2015年2月)
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