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中山聡

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中山聡(なかやまさとし)

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コラム

公正証書遺言の威力

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2014年4月8日 / 2014年6月4日更新

この仕事をしていると、たまに不動産の取引・決済の場面に立ち会って、とか、書類はこれでいいだろうかみて、という依頼があります。

そこで、公正証書に救われた決済がありました。

売主の方は、相続で土地を取得しました。しかし、被相続人(=親)は、2度結婚して、それぞれの配偶者に子供がいました。その子供の何人かは、連絡がつかず、どこにいるかも生きているか死んでいるかも分からない、といった話でした。

で、相続時に相続登記がされないまま、何年か経過した時に、その土地を買いたい人が現れて、じゃあ売ろう、ということになりました。

そうすると、法定相続では残された子どもと配偶者全員の共有ということになり、しかもその子供のうち何人かは連絡がつかないわけですから、契約書のはんこが揃わず、欲しくても売りたくても取引できない(正確には、できるけれども相当の期間と労力がかかる)、ということになります。

しかし、その方は、部屋の隅から「公正証書遺言」を取り出してきて、その土地は、連絡のつく子供さんに相続させる、とはっきり書いてありました。


http://www015.upp.so-net.ne.jp/tezukayama-a/image180729.gifから公正証書の例として引用

公正証書遺言は、それだけで登記原因証書となりますので、あとは必要な書類を揃えて、錦の御旗のように法務局に提出して、まず連絡のつく子供さんの所有にして、そこから買主に所有権を移転させることが可能になりました。

多分亡くなられた親御さんも、このようなことを考えて、きちんと遺言書を作成し、しかも公正証書にしたのだと思います。

いやー、これは助かりました。

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