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コラム

敏秀日記 ◇◇奇跡の教室(エチ先生と銀の匙の子供たち)」(小学館)を読む(後編) ◇◇

つれづれ思うこと

2011年6月23日 / 2014年6月4日更新

敏秀日記   6月24日(金)
 


「銀の匙」だけを3年間かけて授業するということがどうして可能だったのでしょうか?

灘中学が中高一貫校で生徒が優秀だったからでしょうか。
それとも3年間同じ先生が担当するという灘校独特のシステムがあったからでしょうか。
それもありますが、一番大きな理由は橋本先生の並外れた情熱と教養と指導技術にあると思います。

まずエチ先生の「銀の匙」という教材そのものへの愛があります。
筆者の中勘助に直接会いに行ったり、手紙をやり取りしています。
成長期の中学生にこれほどぴったりな教材はないと信じていたのでしょう。

次に授業中に脱線が多いということです。
小説の中には生徒の良く知らない言葉がたくさん出てきます。
たとえば、「十干十二支」や「二十四節季」や昔の年中行事や遊びなど、
日本人の生活文化についての教養を時間を取って(脱線して)生徒に身につけさせています。

またエチ先生のガリ版刷りの「銀の匙研究ノート」があります。
授業ごとに「語句説明」や「イラスト」や「生徒用書き込み欄」などが載っているプリントが配布され、
単に読みっぱなしにならないように工夫されています。
またそれを先生に提出させ添削指導をしています。

「銀の匙」は前編53個、後編22個の章から成り立っており、
番号のみでそれぞれの小見出しがついていません。
各章の小見出しを生徒につけさせ、それを議論させています。
こうして生徒に編集能力(メディアリテラシー)を養わせたり、
相手の意見を聞く態度を身につけさせたりしています。



わかば会でも小中高生に国語を指導しています。
「奇跡の教室」のような素晴らしい授業はできないかもしれませんが、
一歩でもそれに近づけたらいいなと思っています。

      (わかば会のロゴマークを盛り込んだイラストは、生徒に描いてもらったものです。)

      (筆者のご紹介はこちらから・・・http://pro.mbp-toyama.com/juku-wakabakai/column/83

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