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塾長つれづれ日記 △▼△ 教科書! △▼△

学び方と勉強法について

2011年5月17日 / 2014年6月4日更新

5月17日です。

数学離れ、理科離れが言われて久しいものがあります。
県立入試の平均点を見ても、他教科と比べ数学の平均点が低くなっています。
  このことは以下の私どものホームページで見ていただくこともできます。
     http://www.wakaba-kai.co.jp/nyushi/ave.index.htm
特に問題が難しいのかと思うと、問題を見る限りそうでもありません。
塾を始めたころの20年前の生徒と比べると、
たしかに、感覚的ですが数学・理科の力は落ちてきているように思います。
このことは巷間言われているように、私も、"ゆとり教育"の弊害なのだろうと思います。
指導要領の改訂が前倒しで行われ、今年から小学生が全面的に改定となり、
来年からは中学生もそのように実施されます。
その後は、段階的に高校生に広がっていきます。
「やっとそうなってくれたか」と言う思いを強くしています。



私はいま、塾の高校生には数学と物理を教えています。
個別の指導ですので、ちょうど家庭教師のように一人一人に合わせた指導になっています。
特に今の時期(1学期中間テスト真っ最中です!)は、質問攻めで大変です。
いきなり、「問題集のここが分からない」と、次々に問題が突きつけられます。
初見の問題ですが、苦もなく(?)すいすいと答えている私の姿に、生徒はあっけに取られています。
「なんで先生そんなにすいすいできるん?」と生徒。
「う~ん、問題を読んでるとな、答えがどんどん見えてくるんや」と私。
分かったような分からんような、不思議そうに生徒は私を見ます。
でもそうなんです。多くの問題は、その問題文を読んでいるうちに答えが見えてくるんですね。

今回はそのことから、教科書の大事さを考えてみたいと思います。

いろいろ考えてみると、私の頭の中では次のような具合になり問題が解けていくようです。
問題文を読みながら、常に考えているのは「この問題はいったい何を聞いているのだろう。」
「どのようなことを、答えとして求めているか。」です。
それが判れば、半分以上は解けたも同然になりますから。
あとは、それに関連することを思い出して、大きな枠組みから、徐々に具体的なことに降りて行き、
それらをつなぐ関係を見出す計算を行い、問題の答えがどこにあるかを述べることになります。
このような流れが、私が数学の問題を解くときの"手順"となっているようです。

そのようになるためには、その問題が高校数学のどの辺に位置しているかを知らなければなりません。
つまりは、まずはそのバックグラウンドが必要となるわけです。
それらを、要領よく、無駄なく並べているのが教科書というわけです。

教科書には、まず無駄と言うものがありません。
必ず、ほとんどのことが、つながりを持って説明されています。
たとえば、Aの説明の後はBとCが並列して述べられ、
その次にはDと言うことがこれまでのすべてを含む結論として説明されていきます。
従って、そのAからDまでのどれが無くなっても話はちんぷんかんぷんとなります。
たとえば、高校が無理なら、ぜひ小学生・中学生の教科書で確かめてください。
教科書の”すごさ”を判っていただけると思います。

だから私は、数学が苦手な生徒には、まず教科書の復習を薦めます。
進め方は、分かっていることはさらっと、解りずらいところは丁寧にです。
数学が苦手な生徒には必ず、理解がつながっていない部分があるものです。
それらを、ひとつひとつ丁寧につなげてゆくことが大事なのです。
しかし、苦手なひとは嫌いでもある場合が多く、なかなかひとりではできにくいものです。
そこで、私どものような一人一人に合わせた塾を活用するのも、
効率的に進める良い方法だと思います。



苦手とする生徒ほど、教科書をよく読まずに(その論理的な流れを追いかけずに)、
さらっと読み流して、すぐに問題集にとりかかるようです。
残念なことにこれではなかなか解るようにもなりませんし、次にもつながっていきません。
問題を解いているときわからなければ、答えを見るのもいいことなのですが、
その解答を読むときにも、その説明の"論理"をぜひ考えてもらいたいと思います。
何と何を用い、どのような考えでそれを結びつけ、そして
次なるどんな事を説明しているかを読み取ってほしいものです。
それができないようなら、やはり、急がば回れでもないですが、教科書に戻るべきです。
教科書の説明の流れを、是非、再確認してください。

私がいつも、一人一人への授業で気をつけていることがあります。
生徒から質問を受け、答えているときには、単に、その問題の解き方を説明するだけではなく、
質問した生徒が教科書に書いてあるどこのところが不十分なのか、口頭で問いかけながら確認することです。
それを補いながら解説をして、本当に「解った!」状態に導きたいと思っています。
これまでの経験では、つながっていない部分を意識して説明していくと、
着実に生徒の力がついてくることが実感できます。
別な言い方をすると、本当は何が解って何が解っていないかを、気づかせているとも言えます。
さらに、そのことで生徒が自ら進んで"教科書に戻り、教科書を卒業する"ことをしてくれればと願っています。
     
     (上のわかば会のロゴマークを盛り込んだイラストは、生徒に描いてもらったものです。)
     (写真は、ふだんの個別指導の様子です。)

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