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杉原賢磁

快適・安心な家づくりのプロ

杉原賢磁(すぎはらけんじ)

すぎはら建築工房

コラム

必ずあったかい家になる3つのポイント---その0

温熱

2017年10月18日 / 2017年10月22日更新

先週末、構造見学会がありました。
土曜日は晴れ、日曜日はあいにくの小雨~曇りのお天気。

見学会はたいてい、来場者数が
    完成見学会>構造見学会
で、圧倒的な差が出るものなんですが、
今回は構造にもかかわらず、30組近いご来場! w(゚o゚*)w

なぜかなー??(・_・*) 考えてみると、
一番の要因は、
「冬が近いことを意識する時期だった」
これなんじゃないかと思います。

冬がくるのが憂うつな方が、やっぱり絶対的に多いのです。
富山県は持ち家率日本一、一戸あたりの面積も日本一、
つまり・・・
広い家で暮らしている人の割合が、日本一!ってことになりますね。

広くても全館暖房なんてできませんから、
家の中でもさむ~いところとあったか~いところの差が激しいので、
居間から出るのは決死の覚悟!
温度差は結露を生み、窓周りはびしょびしょ
カビや腐れの誘因にすらなる・・・
これで憂うつにならないほうがおかしいですね。

しかし! しかしです。

実は10年ほどにわたり、
富山県は入浴中の死亡事故が最多という汚名をずっと背負っておりました。
ヒートショックです。
上記のような住宅事情では、当然といえば当然。
布団から出てトイレに行くにしても20度近い温度差を覚悟しなくてはならない状況。

ちなみに、イギリスでは室温が18℃を下回る賃貸住宅は、解体命令が出るのだそうです。
もともと国の健康保険が破綻することが見えてきて、
なんとかせな!ということで、調査研究の結果、
寒い家がそもそもの原因と判明。
国を挙げて、寒い家を改善する方向に動いています。
冬に10度を下回る家がざらにある日本の後進国ぶりが如実に表れています。

寒い家は、命に関わる事故につながるだけでなく、
高血圧など病気発症リスクを高め、
要介護度の悪化スピードを増します。

暖かい家は睡眠の質を高め、脳の若さを保ち、
のどの痛みや気管支喘息、手足の冷え、
アトピー、鼻炎などの深いな症状を改善します。
室温が2度上がると頻尿も軽減したという報告もあります。

なにより、家中の温度差が小さくなれば、
冬でも身軽に動き回れますから、
運動不足にならず、筋肉量も保持されて、
高齢者にとってもいいことづくめ。
ぴんぴんしていてこその長生きです。

健康寿命が知らないうちに長くなる、
これこそ真の贅沢と思いませんか?
これに暖かい住宅が役に立つと思うと、
ますますこの仕事にやりがいを感じてしまいます。

ところで、古い家だから寒いので、
とにかく新築すれば、必ず暖かい家になると思っていらっしゃる方が案外多いのですが、
残念ながら、そんなことはないのです・・・(´・_・`)

では、どうしたら、これから建てる家が、本当に暖かい家になるのか?
その絶対条件3つについて、これからお話ししていきます。

1,2,3の3回シリーズの予定でしたが、
思いがけず前置きが長くなってしまったので、
今回はこれで。

次回から、具体的なポイントにはいっていきます。

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