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砂田嘉寿子

お墓を守るプロ

砂田嘉寿子(すなだかずこ)

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コラム

お墓にある「しがらみ」を考える

お墓は「生き方」

2018年3月8日 / 2018年3月19日更新



毎月、第一月曜日の夜に富山市の真国寺でおこなわれる「A-ha エンパワーメント講座」に先日も参加してきました。
テーマは「しがらみを抜けて」です。



多くの生物が「群れ」をつくって生きていますが、人間もその仲間です。
人間の赤ちゃんが生まれて一人で生きていけないように、私たちがこうして今生きているのは、何らかの「しがらみ」が存在した証でもあります。
しがらみは「柵」と書き、水の流れをせき止めるために木の枝などで作られたもののことを言い、もともとはネガティブな意味ではなく、弱い者を保護するといったポジティブな意味の言葉だったらしいです。

その事例として、ライオンに襲われた仲間を助けるバッファローの仲間、そしてギンガメアジの群れの不思議な行動があげられました。
バッファローのような大きな動物のなかに「仲間を助ける」という感情があるのは、自然に受け入れられるのですが、ギンガメアジという魚の群れにまで、そんな感情(?)が組み込まれていたのは驚きでした。

魚が仲間の死を悼む!?

ギンガメアジの大群のなかに、一匹だけ口をパクパクさせ、海水に対して垂直に泳ぐアジがいます。
そのアジの周りを数匹のアジが取り囲むように泳ぐさまは、まるでその苦しそうなアジが沈んでいかないように、助けようとさえしているように映ります。
しかし、そのアジはどんどん力が尽きていき、とうとう群れから離れてしまいますが、最後の一匹だけは最後まで付き添うように、そのアジが力尽きて沈む直前まで、いわば、まとわりつくような感じで泳いでいたのです。

人間界でいえば、「看取り」に近い感じでしょうか。
その命が、あとどれほどもないことを確認するまで付き添う姿を、まさか魚で見られるとは思いもしませんでした。

しがらみを抜けた先の「第二のみち」と「第三のみち」



しがらみには、こうした「保護」や「安心感」があり、群れをなす生き物が生きていくためには欠かせないシステムとなっていますが、私たちは成長とともに、そのしがらみを抜けようと「自立」しはじめます。

自分と他者の違いを意識するようになり、独立心が目覚め、行動を起こす。
しがらみの中で守られて生きることが「第一のみち」なら、それは「第二のみち」です。

この「第二のみち」を「お墓」という文脈で考えてもみました。
家の墓に入るのが、しがらみをそのまま受け入れる「第一のみち」とするなら、「第二のみち」は「散骨」になるのかもしれません。
群れから離れ、「個」を極める。
樹木葬の個人墓も、これに近い部分があると思います。

では、「第三のみち」とはどういうものなのでしょうか。
これは、下手をすると「エゴのぶつかり合い」になってしまう「第二のみち」を通り抜けて、自立した者が個性を失うことなく、つながり合い、成長していく「みち」となります。

私たちの社会も、「しがらみ」を重んじる封建的な体制から、欧米流の「個性」の大切さを強く訴える「第二のみち」を通り抜け、今はそうした個性を認めながら、「自立&つながり」を持つ社会づくりへと動いていると感じます。

お墓の文脈でいえば、「両家墓」や「合葬形式の墓」、「永代供養墓」などが注目されるのも、そのためだと思われます。
また、これまで家族や親類がおこなってきた「墓守」が必ずしも血縁関係に限らず、「第三者」が代理でおこなうことも可能になった背景も、社会そのものが「第三のみち」へ向かっている証なのかなと思います。

しがらみを抜けた先にあるのは、ゆるやかな「しがらみ」

一人の人間の成長にも、「第一のみち」「第二のみち」「第三のみち」があるように、私たちの社会も大きな流れのなかで、この「三つのみち」をたどっているのだろうと思います。

「第二のみち」の「自由」を突きつめると、それは「孤独」となり、その究極のカタチである「孤独死」に対しては、日本だけでなく、世界も厳しい目を持っています。
それは、人間は本来は「群れ」をなす生き物だからなのかもしれません。

ギンガメアジが仲間の命が消えかかるのを見守ったように、群れという社会で生きることは、「他者の死」と無関係に生きることはむずかしく、また人間は「生」だけでなく、「死」からも学びを得てきた動物です。

命が生まれる場面である「生」、そしてその命が終わる、また終わった後の場面には、ゆるやかでもいいから「しがらみ」が存在しないと、社会そのものが殺伐としたものになるでしょう。
「ゆるやかなしがらみ」は、私たちにとっての「あたたかさ」であり、最後の砦のように思うのです。

※次回の「A-haエンパワーメント講座」は、4/2(月)夜19時30分より、真国寺にておこなわれます!


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