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砂田嘉寿子

お墓を守るプロ

砂田嘉寿子(すなだかずこ)

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コラム

あなたのなかの「異邦人」に気づくとき。お墓の役割を考える

お墓は「生き方」

2018年2月7日 / 2018年2月16日更新

ここ最近、できるだけ参加するようにしている講座があります。それは、毎月、第一月曜日の夜に富山市八ケ山にある真国寺さんで開催されている「Aha-エンパワーメント講座」です。
今月も何かあらたな「気づき」が得られる予感を抱きながら、雪が降り積もるおとといの夜に参加してきました。

今月のお題は「異邦人の役割」。
「異邦人」と聞くと、何を連想するでしょうか。

フランスの小説家・カミュの小説「異邦人」(1942年)?



それとも久保田早紀のヒット曲「異邦人」(1979年)?



今回は、この両方が事例としてあげられていました。

「異邦人」という言葉が日本にお目見えするようになったきっかけが、カミュのこの小説です。
人間がもっている割り切れない感覚や、常識ではかることができない「不条理」を描いた物語。
その不条理こそが「異邦人」であるというわけです。

自分のなかの「異邦人」を認識したときにはじまる新たな世界

自分のなかにある「異邦人」に、「歌」をとおして気づいたのが久保田早紀さん。
華やかな芸能界で、何となく浮いていた自分の存在。
そして引退後の現在の活動「音楽宣教師」も、どちらの世界でも、ご自身が「異邦人」的な役割をになっていると感じているようです。

だからこそ、久保田さん(現在は本名で活躍されています)自分の立ち位置から伝えられる役割があると感じています。

小説家の「なかにし礼」さんの事例は、自分のなかの「異邦人」に出逢うために、「言葉」を使って向き合えと、作家らしい視点で作文を書くことを教えます。
彼が青森の小学校の課外授業で6年生の子どもたちに教えたのは、心との向き合い方でした。
良い子にならないといけないという仮面を脱ぎ、本来の自分と向き合うことは、子どもたちにとってもハードな時間だったようですが、そこには一皮向けた人間的な成長がたしかにありました。

「コトバは自分自身と向き合って、自分自身をどうやって表現するかというためにある。コトバと関わり合い、コトバと格闘することで、人間は自分の中にある魂を活動させることができる」と、彼らの未来を激励します。

そして、プログラムは「能」の世界へ。
能の世界は、そのまんま「異邦人」の世界だというわけです。
死者の世界を表現する能ですが、そこでの死者は、「ある一つの人生を終えてすべてを見通すことができるような立場で物事を観ることができる。この死者の目を現実の中にもってくる、そういう作業を能の作者たちはしたのです」(多田富雄)というように、ある役割をになっています。

それは、「死から生を観る」という視点を与えることです。
現実では味わえない深淵なる心の叫びに触れることで、現実の俗世界の真っただ中に、聖なる空間を発見する喜びを、能は与えてくれます。



お墓の役割も「異邦人」

「異邦人」の役割を果たすものは、私たちの社会にも存在しています。
それらは「外国人」、「障害者」、「お寺」など、常識の世界から少しはみ出るように存在し、だからこそ私たちがこれまで見過ごしていた心の深淵に気づかせてくれる存在です。

私は「お墓」も「異邦人」の役割を果たしてくれていると思います。
お墓、そして墓地は、「能」のように死者の世界、聖者の空間でもあり、そのお墓の前に立つと、あなたはお墓から見つめられる存在になります。
そのとき、私たちは自然に「自分自身を見つめる」ということをしているのです。

それは、どんなお墓でもそう変わらないように思います。
親の墓であっても、友人の墓であっても、尊敬する偉人の墓であっても、そこで逢うのは死者であり、そして死者から見られている自分自身なのです。

まとめ

私たちは、「常識」や「道理」でカタチづくられた秩序ある世界で生きているようにみえます。
しかし、その世界はそれほど簡単に割り切れるものでなく、「余り」がでるときもあります。

そんな割り切れない、「余り」を生きていかなければならないときもあるのが「人生」です。そこにどんな「コトバ」を見つけ、どう昇華していけるのかを導いてくれる「異邦人」。

その「異邦人」とは、近くにいる誰かかもしれません。
こうして、月に一度集う場所のことかもしれません。
「本」や「映画」、「歌」の場合もあるでしょう。

しかし、それはすでに「自分自身」のなかに存在しているものなのです。
私たちは、いつもの「私」だけでなく、「異邦人」としての「私」と共存する混沌とした存在でもあり、それを教えてくれるものとして、「人」や「場所」「空間」や「物語」もあり、「お墓」もそれと同列にあるということを、これからも語っていきたいと思うのです。

今日の歌は、「I'm an alien(異邦人)~」と歌うスティングの「イングリッシュマンインニューヨーク」。
他者による「異邦人」に気づかされるときもあれば、自分が他者にとっての「異邦人」の役割を果たしているときもある。
それもまたおもしろい。



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