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砂田嘉寿子

お墓を守るプロ

砂田嘉寿子(すなだかずこ)

株式会社スナダ石材

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コラム

人は完璧ではないから、食べて、祈って、墓参りをする。

お墓のまもりびと

2016年8月19日 / 2016年8月24日更新

こんにちは☆
ハリウッド女優のジュリア・ロバーツと同じ誕生日に生まれた、富山の墓石専門店㈱スナダ石材のメモリアルアドバイザー、砂田嘉寿子です。

タイトルは、そのジュリア・ロバーツの2010年の映画「食べて、祈って、恋をして」をもじってみました(笑)



お墓のリフォームやお墓のクリーニングなどを承るときに、お客様がこんなことをおっしゃるときがあります。
「生きているときは父(母)に苦労をかけたから、せめてお墓をキレイにしてあげたい」
というものです。

親のところが配偶者になることも少なくありません。また言葉でハッキリそう言われなくても、おそらくそんな気持ちを抱かれているであろうことが伝わってくるときもあります。

これってどういうことなのかなと思っていたのですが、自分が父親を亡くしてわかったのは、「人は完璧でないから」そう思うのだろうということです。

精一杯看病したつもりでも、あとでふと思うのは、「もっと○○しておけばよかった」という後悔です。
具体的にどうこうというわけではなくても、何となく残るしこり。これは、おそらくほとんどの方がそう思うのではないかと思います。
なぜなら私たちは生きていて、死に直面した人たちが感じたであろう「孤独」を真に理解することはできないからです。

「ケアの生命倫理」

生きているということは、自分の身体、他者、自然などとのつながりを感じていることであり、「死」とはそのつながりから解き放たれてしまうことに他なりません。
死する人が感じたであろう「孤独感」は、現在生きている私たちとは完全には共有できず、「共感」してあげられなかったという想いが、私たちに小さな「しこり」となって残るのです。

だからお墓に納骨されたあとに、墓前で私たちは亡き人に語りかけるのだと思います。
そんな小さなどうしようもない悔恨が、「お墓をキレイにしてあげたい」や「お墓を直してあげたい」という想いにつながるのだろうと思います。

現世を完全に、完璧に、何の未練も執着もなく旅立てる方には、お墓などは必要ないのかもしれません。
そして残された人も、そういう考え方や生き方ができるのであれば、お墓の意義はまったく違ったものになるでしょう。

また亡き人に、「もっとああしとけばよかった」や「なぜこうしなかったんだろう」というような想いを持つ人も少なくないでしょう。
そんな想いをぶつけられる場所が、人によっては「お墓」なんだろうなというのを感じるしだいです。

完全無欠な人生なんて存在しないように、完全完璧な見送り方は無いのだと思います。
だからこそ、人は何かを残そうとするのかもしれません。



◇1956年創業、1500件以上の建立実績
  └「お墓のまもりびと」をサポートする墓石専門店
  http://www.e-isiyasan.com/

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