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コラム

【35歳になったら覚えておこう!】不祝儀袋はどれを使う?in富山 ~浄土真宗の場合~

知っておきたい!冠婚葬祭マナー

2016年5月12日 / 2016年5月19日更新

こんにちは☆
富山の墓石専門店㈱スナダ石材のメモリアルアドバイザー、砂田嘉寿子です。

昨日の雨から今日の晴天。気付いたら雑草たちも生い茂っているではないですか!
これは、梅雨が来る前に少しでも草むしりしておかないと大変なことになりそうです。
富山にいると冬は雪かき、冬以外は草むしりと年中苦行が続く気がしますが、これは気のせいでしょうか…。

どの不祝儀袋を買えば良い?浄土真宗で使う「不祝儀袋」

そんな越中富山では、ほとんどのお家の宗派が「浄土真宗」になっています。その割合は8割とも言われていて、「真宗王国」と呼ばれることも。

そんな富山で、近しい人の葬儀があった場合の不祝儀について、気を付けなければいけないことがあります。
お店で売っている不祝儀袋には、「香典」「ご霊前」「ご仏前」の三種類がありますが、どの不祝儀袋を使えば良いか迷ったことはありませんか?

宗派関係なく共通で使えるのは、「ご香典」になりますが、浄土真宗では、「ご仏前」を使ってもかまいません。
ただし、「ご霊前」は浄土真宗では使いません。



では、浄土真宗では「ご仏前」は使うのに、なぜ「ご霊前」は使わないのかをご説明します。

「ご仏前」と「ご霊前」の違い

仏教では人が死んだ後の魂は霊となり、「四十九日間この世とあの世をさまよっている」状態であると考えられています。
故人が浄土へ行くための道すじが決まる過程が、「四十九日」であるとも言えるかと思います。
そのためその間は、遺族が故人の代わりに冥福を祈り、四十九日後にみんなのおかげもありついに「浄土へ成仏する」と考えられています。

ですから、四十九日後にやっと「仏」となるのですが、浄土真宗は違います。
「往生即成仏」と言い、亡くなった時点ですでに「浄土で成仏」していると考えられています。

これは「信心即往生」ともつながりますが、信心を得た時点で仏になることができると約束されたとみなされるため、亡くなったときには、「即成仏」していることになるのです。

というわけでありまして(かなり端折っていますが…)、亡くなった時点でもう「仏様」ですから、浄土真宗では「ご霊前」とは言わず、「ご仏前」になります。

浄土真宗は仏教のイノベーション!?

仏教の生地である古代インドでは、生きることは苦しみそのものでした。そして、「死」もまた同様、苦しみそのものでした。
死んでも生まれ変わると考える「輪廻転生」は、いわば生まれ変わっても苦しみから逃れられないことを意味していたので、お釈迦様は、苦しみから解放されるために「悟り」を開いたわけです。

「悟り」に到達するためには「修業」(苦行)がつきもので、他の宗派や宗教では「浄土」ではなく、「地獄に落ちる」可能性がありますが、浄土真宗は阿弥陀如来が皆を浄土へ還してくれると約束してくれる宗教なのです。

富山の人たちになぜ浄土真宗が多いのか。
これは、生きているとこんなに大変なことが多いのだから(稲作だって大変だし、雪は降るし、草むしりとか草むしりとかも…)、そりゃ死んだらすぐに浄土へ行きたいよってことを、みんな思ったんじゃないですかね!?

ちょっと話が脱線してしまいましたが、浄土真宗で「ご霊前」を使わないのは、すでに「仏」になっているからなのでした。
ぜひ、覚えておいてください!


◇1956年創業、1500件以上の建立実績
  └ご家族の想いをカタチにする墓石専門店
  http://www.e-isiyasan.com/

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