システムは作る人のものでなく、使う人のもの（3/3）

様々な知識、視点、アイディアで独自のアプローチ

　足谷さんはIT系では唯一の専門職の資格であるITストラテジストの他、上級ウェブ解析士、個人情報保護士など、様々な資格を取得しています。そうした知見を活かして県内外で講師を務めたり、Amazonから「自社サイトをコストで終わらせないためにウェブ解析士の事例発表集」シリーズ著書も手掛けたりしています。独立して以来、「1年に1つ、仕事に生かせる資格を取ろう」と決め、それを現在も実行中。ビジネス心理学、情報セキュリティなど足谷さんの知識、意欲は高まるばかり。自身のモチベーションを高めるために始めた資格取得ではありますが、様々な分野に触れることで同じ業界以外の様々な方々との出会いも生まれました。「資格を取得する人はチャレンジャーな人が多い。新しい情報が入り、新しいコミュニティが増えて刺激を受けています」。同じことでも様々な視点で物事を見られるようになったことで、よりお客様に寄り添うことが出来るようになったとのこと。お客様の立場に立った提案が出来て、様々な業界に通じてシステムを繋ぐことが出来る、それが足谷さんの大きな強みでもあります。

　「システム制作をする際に次のようなたとえ話をすることがあります。どんなにすばらしい火のつけ方を知っていてもお客様が求めているのは火のつけ方ではなく、その火をどのように利用できるのかということである。例えばお湯を沸かしたり、料理をしたりと。知識や技術はもちろん必要であるがそれ以上に活用するための提案が大切であると考えています。私はお客様にとって、一番いい方法を提案し、課題解決のサポートをしたいと考えています」。これからの時代に向けて、AIやRPA、SNS活用法などのセミナーを定期的に開催していくことも考えているという足谷さん。様々な視点と情報、豊かなアイディアで、輝く未来を創造するサポートをお手伝いします。

（取材年月：2020年3月）

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