花が身近にあるくらしを大切に（3/3）

花が長持ち、きれいに咲くクリザール処理

　「自宅や会社に花があるくらしが当たり前の社会に」という思いを胸に、髙根さんは花の販売に際して様々な工夫を凝らしています。

　『chou chou・fleur』の洋花はすべて、クリザール水という特殊な水で処理されています。この水で花を飾ると、水道水よりも長持ちする上に、最後まできれいに咲くなどの効果が。たとえばチューリップは、茎が長く伸びてしまうのが難点ですが、クリザール水を使うと茎の伸びが抑えられ、そのぶん花がきれいに咲きます。
　
　「お客様にとても喜ばれていますよ。近隣でこの処理をしている店は、ほとんどないと思います」と髙根さん。クリザール水は各店で販売しており、花の購入者にお試し用の小袋を提供するサービスも行っています。

　アイテムも豊富に用意されています。『ワンサイドブーケ』は華やかで、たくさんの人の前で渡すときに向いている大きめの花束。持ち帰った後にたくさんの花を小分けにして飾る人も多く、受け取る人に喜ばれます。器に吸水性スポンジを使って花をいけた『アレンジメント』は、花の美しさだけでなく、そのままテーブルなどに置いて飾れる手軽さが好評です。『スタンドフラワー』は屋内用、屋外用、ステージ用があり、様々な雰囲気でパーティーなどを盛り上げます。

　このほか、仏壇用の花は全店で販売しており、多様なニーズに応えることができるのも魅力です。「花が身近にあるくらしを大切に」と髙根さんは提案します。特別なときも、そうでないときも、『chou chou・fleur』に相談すれば、あなたの思いにぴったりの素敵な花が見つかるでしょう。

（2020年3月取材／2021年3月改定）

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